経済

2025.12.22

外貨需給の安定に向け、「外国為替健全性制度」の弾力的調整案が発表された=聯合ニュース

外貨需給の安定に向け、「外国為替健全性制度」の弾力的調整案が発表された=聯合ニュース


[パク・ヘリ]

ウォン・ドル為替レートが高止まりを続ける中、韓国政府は需給安定を図るため、外国為替健全性規制の緩和に踏み切る。

企画財政部と金融委員会、韓国銀行、金融監督院が18日、「外国為替健全性制度の弾力的調整方案」を発表した。

韓国政府は、金融機関の外貨流動性管理の負担軽減を目的とし、来年6月末まで「高度化された外貨流動性ストレステスト」に基づく監督措置の適用を一時的に猶予する。ストレステストは、金融危機発生時に各金融機関が外貨資金に対してどれだけ対応できるかを評価する制度だ。金融機関は、基準未達による制裁を避けるため、通常時より多くのドルを確保する傾向にある。

韓国政府は、外国為替銀行を通じた外貨の流出入管理のため、先物為替ポジション制度を見直す。制度は当初、過剰な外貨流入や外債の増加を抑える目的で導入されたが、外資系銀行の国内法人の実態を反映できず、外貨流入を制約していた。上限比率は従来の75%から200%に引き上げられる。

外国人投資家向けに韓国株の取引環境を拡大するため、「外国人統合口座」の活性化を進める。この措置により、外国人投資家は国内の証券会社に別途口座を開設することなく、現地の証券会社から韓国株を即時に取引できるようになる。さらに、統合口座の開設主体に関する制限も廃止され、これまで口座開設ができなかった海外の中小型証券会社でも運営が可能になった。今回の措置は、現地金融会社の利用ニーズを反映したものである。

政府は、海外市場に上場している外国企業を専門投資家として扱う方針を明確に示す予定だ。これにより、金融機関との外国為替デリバティブ取引において、これまで必要とされていた追加の証明手続きが省略できるようになる。

外国為替健全性制度の柔軟な見直しに伴う後続措置は、年内に迅速に実施される見通しだ。

今回の措置で国内の外国為替市場への資金流入が進み、需給の偏りが解消されることが期待される。外国為替需給改善策により経済主体の為替ヘッジ需要も増え、外貨資金市場に安定した流動性をもたらすきっかけになるとみられる。

hrhr@korea.kr