経済

2026.05.06

「2025K-ビューティーフェスティバル」で記念撮影を行う参加者=2025年5月、アンタナナリボ、在マダガスカル韓国大使館

「2025K-ビューティーフェスティバル」で記念撮影を行う参加者=2025年5月、アンタナナリボ、在マダガスカル韓国大使館


[シャルル・オデゥアン]

アフリカで韓国文化の存在感がかつてない速さで高まっている。

単なるコンテンツ消費にとどまらず、ビューティーや食品などの消費財購入にも波及し、新たな市場エコシステムを形成している。

韓国・アフリカ財団が先月30日に発行した「アフリカ・フォーカス」によると、2014〜2023年の10年間で、アフリカにおける韓流ファン数は196倍に増加した。これは世界平均の6.5倍を大きく上回る。

韓国先端外経政策研究院(KIEP)の副研究委員ハン・ソンイ氏は、「アフリカではこれまで韓国文化に触れる機会が少なかったが、K-カルチャーを体験することで韓国への印象が良くなり、国のイメージ向上につながる」と分析した。

K-カルチャーの影響力は数字でも裏付けられている。2024年時点で、韓国はK-カルチャー関連の消費財をアフリカ45カ国に輸出し、その輸出額は334億ドルに達した。最大の輸入国は南アフリカで、ナイジェリア、モロッコ、ガーナ、リビア、アルジェリア、エジプト、セネガルなどが続く。上位10カ国の輸入額は195億ドルで、アフリカ全体の輸入額の58.3%を占め、市場をけん引している。

美容製品は最も広い輸出ネットワークを形成している。2021年から2024年にかけて年平均53%増加し、K-カルチャー関連消費財の中で最も伸びが大きかった。これについてハン委員は、「韓国の文化コンテンツの普及による国家イメージの向上が、一部消費財需要の拡大につながっていることを示す」と説明した。

アフリカ市場への韓国産食品の輸出は2025年時点で前年比19.1%増となった。中東(22.6%)に次いで2番目に高い伸びとなっている。

ハン委員は、「アフリカの消費財市場は人口増加や都市化、若年層の拡大を背景に、長期的な成長潜在力が高い市場と評価されている」と述べた。その上で、「K-カルチャーに基づく好感度や認知度を実際の消費財取引につなげる戦略が必要だ」と指摘した。

さらに、「韓国はアフリカの消費財市場への進出に向け、ビューティー製品を主力分野として活用し、初期市場の基盤を拡大すべきだ」と述べた。その上で、食品、ファッション、生活用品分野へ段階的に展開する必要があるとした。

caudouin@korea.kr