
2日にテヘランで行われた「韓国ドラマ上映会」でイラン現地最大の韓流ファンクラブ「プラクラス(Pracles)」会長のマフサ(Mahsa)さんとクラブの会員らが記念撮影をしている
期待に満ちた表情をした人々がテヘランに位置するミラードタワーのコンベンションセンターに集まった。この日集まったのは「韓流ドラマ上映会」を訪れた韓流ファン。
この上映会は、朴槿恵(パク・クネ)大統領のイラン国賓訪問を契機にテヘランで開催された「韓国文化週間(Korea Culture Week)」の一環として2日に行われた。本来は100人を対象に企画されていたが、申し込みが殺到し募集3時間で締め切られるなどイラン国内の韓流ファンの熱い関心を集めた。
この日のイベントでは韓国で放送されてから1年も経たないドラマ『チャン・ヨンシル』(KBS)と『六龍が飛ぶ』(SBS)各1話ずつ、『獄中花』(MBS)のハイライト映像が上映された。とくに『チャン・ヨンシル』は、2008年にイランで放送され大きな人気を博した『朱蒙(チュモン)』の主演俳優ソン・イルグクが主役を務めた作品で、イランファンの注目を集めた。

テヘランで2日に開催された「韓国ドラマ上映会」で観客らが韓国ドラマのクイズイベントに参加している
イラン国営放送局「イラン・イスラム共和国放送(IRIB)」の関係者は、上映会で披露されたドラマ映像の提供を要請するなど積極的な購買意志を示した。観客もこれらのドラマが1日でも早くイランのテレビで放送されることを希望した。
上映会に参加したイラン現地最大の韓流ファンクラブ「プラクラス(Pracles)」の運営者シーナ(Sina)さんは「2009年に初めて韓国ドラマを見てから夢中になってしまった。公式的なイベントを通じて韓流ドラマを鑑賞することができて大変嬉しい」と語った。

テヘラン「韓国文化週間」の一環として29日まで行われる「空っぽの充満」展を訪れた観覧客が作品を鑑賞している
韓国文化に対するイラン人の関心は、韓国の現代美術を紹介する「空っぽの充満」展でも表れた。5月2日から29日までミーラードタワーのアートギャラリーで行われる同展示ではキム・テクサン、ソ・スンウォンなど絵画作家10人の単色画や5人の陶芸家の壺が展示される。
この日「空っぽの充満」展を訪れた大学生ホスラビ・マリアム(Khosravi Maryam)さんは「ドラマ『チャングムの誓い』を見てから韓国に興味を持つようになり、世宗学堂で韓国語を勉強して韓国と韓屋文化を知ろうと努めたが、韓国の現代美術に触れる機会はなかった。朴大統領のイラン訪問を契機に開かれた今回の展示で韓国現代美術の作品を鑑賞することができたおかげで韓国の多様な文化を知ることができた」と話した。
コリアネット チャン・ヨジョン記者
写真:コリアネット チョン・ハン記者
翻訳:イ・ジンヒョン
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