Netflixオリジナルドラマ「キングダム」のワンシーン
[キム・ヨンシン、キム・ウニョン]
「キングダムは、ゾンビと素敵な帽子が出るドラマ」
朝鮮時代(1392~1910)を背景にしたNetflixオリジナルドラマ「キングダム」が海外で注目されている。特に、登場人物が頭にかぶる伝統帽子「カッ(갓)」が話題になっている。
朝鮮時代に男子がかぶる「カッ」は、身分や場所によって異なる。朝鮮の特権支配階級である両班(ヤンバン)が外でかぶる「黒笠」、室内でかぶる「程子冠」、官僚や武官、王などがかぶる「カッ」は、さまざまだ。
ツイッターなどのSNSでは、ドラマだけでなく、「カッ」が一緒に話題になっている。
あるツイッターユーザーは、「ぜひこのドラマを見るべき。ゾンビと素敵な帽子のために」とし、「ウォーキング・デッドと、王座のゲームで主に扱われる政治問題が韓国文化に融合された」と評した。あるツイッターユーザーは、「名作だ。素敵な帽子も出てくる」とし、「韓国が世界でリードするものをまた見つけた」と書いた。
その上、アマゾン・ドット・コムでは、「カッ」を商品として販売している。
アマゾン・ドット・コムは、韓国ドラマ「キングダム」という商品名で、49.99ドル(約5596円)から129.99ドル(約14553円)で販売している。また、関連商品として白の道袍と呼ばれる上衣も販売している。これらの商品をハロウィン衣装として推薦した。
アマゾン・ドット・コムで販売されている朝鮮時代の伝統帽子「カッ」
国立民俗博物館のチョイ・ウンス学芸研究官は、「カッ」制作技術について「上にそびえ立つような形にしたり、ヤンテ(日除けのための丸いツバの部分)の広さを作ったりするなどの技術は、専門家でも15日以上をかけて作る」とし、「現在、400~500万ウォン(約40万円~50万円)くらいする」と説明した。
また、「韓国人のファッションセンスや工芸センスを表す工芸品」とし、「カッ」の美しさを強調した。
Netflixオリジナルドラマ「キングダム」のワンシーン
ysk1111@korea.kr