文化

2022.03.04

今年1月16日、ドバイで開かれたK-POPコンサートで公演を楽しむ観客ら=聯合ニュース

今年1月16日、ドバイで開かれたK-POPコンサートで公演を楽しむ観客ら=聯合ニュース


[モリナ・エリアス、イ・ギョンミ]

韓国国際交流財団(KF)が3日発表した報告書によると、世界の韓流ファンの数は116カ国・1億5660万人(2021年末の時点)であることが分かった。前年の1億2151万人に比べ29%増加し、統計をとり始めた2012年(926万人)の17倍に膨らんだ。

増加幅が目立つのは米国・カナダ・アルゼンチンなどの米州地域。前年(1459万人)に比べ102%増加した2888万人だった。米州全体の韓流ファンの半分以上を占める米国や、南米の韓流ブーム中心地であるアルゼンチン、ペルーなどでK-POPの人気が急上昇したのが影響した。

エジプト・サウジアラビア・ヨルダンなど、アフリカ・中東地域の韓流ファンの数は前年(112万人)より92%増加した233万人だった。

初期の韓流ブームをけん引したアジア地域の韓流ファンの数は1億1575万人で、前年(9544万人)より21増加した。

KFは「韓流の地理的拡散、大陸別の韓流ファン層の拡大と共に韓流ファンダムが社会・経済に与える影響まで考慮すると、韓流はグローバル文化現象における一つの流れとなったとみられる」とし、「コロナ禍によってさらに活性化している映像コンテンツプラットフォームの活躍が、韓流コンテンツの競争力を強化させた」と分析した。

eliasmolina@korea.kr