文化

2023.07.14

TOMORROW X TOGETHER=ビックヒットミュージック公式ツイッター

TOMORROW X TOGETHER=ビックヒットミュージック公式ツイッター


[ホン・アンジ]

今年上半期、米国の音楽市場で、韓国語の曲が再生された回数の割合が、2年前より1.8倍増加したことが分かった。

グローバル音楽市場をリサーチする会社、「ルミネート(Luminate)」は、12日に、中間報告書を発表した。この報告書によると、今年上半期に、米国の音楽配信プラットフォームで、再生回数上位1万曲の言語の割合は、英語(88.3%)、スペイン語(79.9%)、韓国語(0.9%)の順だった。

韓国語の曲の再生回数ランキングでは、2021年、2022年と同様の3位だ。しかし、シェアを見ると、一昨年(0.5%)、昨年(0.7%)、今年(0.9%)と上昇傾向にある。


今年上半期、米国の音楽市場で3位を占めたK-POPのシェア=ルミネートホームページ

今年上半期、米国の音楽市場で3位を占めたK-POPのシェア=ルミネートホームページ


ルミネートは、「K-POPが、売り上げとストリーミングで、前例のない成長率を記録した」と説明した。

BTSとBLACKPINKが盛り上げたK-POPのブーム。今年4月には、BTSのメンバーのジミンが「ライク・クレイジー」で、韓国のソロ歌手としては初めて、ビルボードの「HOT100」で1位を獲得した。さらに、第4世代のアイドルグループ、Stray KidsやTOMORROW X TOGETHERの人気が加わったことで、米国におけるK-POPの影響力が、より高まってきているのだと分析される。

K-POPファンは、音楽関連の消費額が、米国の平均的なリスナーより、約75%以上も高いことが分かった。その結果、K-POPのアイドルグループは、今年上半期に、米国のレコード市場をつかみ取った。

CDの売り上げでトップ10を見ると、6位(テイラー・スウィフト)を除いては、全ての順位をK-POPのアーティストが占めた。


Stray Kids=JYPエンターテインメント

Stray Kids=JYPエンターテインメント


今年2月、TOMORROW X TOGETHERの「The Name Chapter: TEMPTATION」が、米国で最も権威のある音楽チャート「ビルボード200」で、39万5000枚を売り上げ、1位にチャートインした。

また、Stray Kidsの「5-star」(32万2000枚、2位)、TWICEの「Ready to Be」(25万8000枚、3位)、SEVENTEENの「FML」(23万3000枚、4位)、BTSのメンバーであるシュガの初ソロアルバム「D-DAY」(18万6000枚、5位)がチャートインした。

米国以外でも、K-POPの人気は著しい。全世界のストリーミング再生回数、上位1万曲を見ると、韓国の曲は、英語(56.4%)、スペイン語(10.6%)、ヒンディー語(8.7%)に次いで、4位(3.1%)を占めた。特に、インドネシアでは、韓国語の曲が、英語(39.1%)、インドネシア語(25.7%)に次いで、3位(6.0%)を占めた。

shong9412@korea.kr