文化

2024.09.05

5日から11日までフランス・パリで開かれる「2024メゾン&オブジェ」で、韓国の伝承工芸品を披露する。写真は、展示作品のひとつである「花鳥画角八角箱」。

5日から11日までフランス・パリで開かれる「2024メゾン&オブジェ」で、韓国の伝承工芸品を披露する。写真は、展示作品のひとつである「花鳥画角八角箱」。


[イ・ジヘ]
[写真=国家遺産庁]

韓国の国家無形遺産である伝承工芸品を全世界に紹介する。

国家遺産庁は、国家遺産振興院と共に5日から11日までフランス・パリにあるノール ヴィルパント・コンベンションセンターで開かれる「2024メゾン&オブジェ」に参加し、韓国の伝承工芸品を披露すると4日、明らかにした。

国家遺産庁が「メゾン&オブジェ」で運営する展示館は、日常の中で伝統工芸に出会うことができる。無形遺産種目の紹介や工芸品の販売も行われる予定だ。

展示館では、牛の角を薄く切って透明にした板である華角貼の八角箱など、無形遺産伝承者とデザイナーのコラボ工芸品37種110点余りを披露する。

また、伝承工芸品の認証制事業により国家認証を得た職人たちの作品6種30点余りも展示される。展示の一例として、国家無形遺産の「韓紙匠」保有者であるアン・チヨンが作った手工芸韓紙セットや、「刀匠」履修者であるパク・ナムジュンが作ったペン粧刀(チャンド)などがある。ペン粧刀とは、万年筆の柄の部分に細く短い刃が仕込まれているもの。

「メゾン&オブジェ」は、今年で30周年を迎える世界最大のインテリア・デザイン博覧会だ。毎年2500社以上が参加し、7万人以上の関係者や観覧客が訪れる。国家遺産庁は2016年から参加し、韓国の伝統工芸の優秀性や独創性について世界に発信してきた。

国家遺産庁は、「今後も国家遺産庁が推進している伝承工芸品のデザイン開発および認証制など、伝統工芸の活性化に向けた事業を通じて、伝統工芸の海外への販路開拓を支援するために積極的に支援を行う」と述べた。

「2024メゾン&オブジェ」公式ポスター

「2024メゾン&オブジェ」公式ポスター


jihlee08@korea.kr