文化

2025.01.24

映画「黒い修道女たち」のメディア試写会および記者懇談会が行われた。(左から)俳優イ・ジヌク、チョン・ヨビン、ソン・ヘギョ、ムン・ウジン、クォン・ヒョクジェ監督=20日、ソウル・江南区、ソ・エヨン

映画『黒い修道女たち』のメディア試写会および記者懇談会が行われた。(左から)俳優イ・ジヌク、チョン・ヨビン、ソン・ヘギョ、ムン・ウジン、クォン・ヒョクジェ監督=20日、ソウル・江南区、ソ・エヨン


[ソウル=ソ・エヨン]
[映像=It's NEW公式YouTubeチャンネル]

俳優のソン・ヘギョが11年が映画に出演した。今回のジャンルは、オカルトだ。

映画『黒い修道女たち』のメディア試写会および記者懇談会が20日、ソウル・江南区にあるメガボックス・コエックスで行われた。クォン・ヒョクジェ監督と俳優のソン・ヘギョ、チョン・ヨビン、イ・ジヌク、ムン・ウジンが勢ぞろい。作品に関するビハインドストーリーなどを聞かせてくれた。

『黒い修道女たち』は、強力な悪霊に捕らわれた少年を救うために禁止の儀式に乗り出すユニア修道女(ソン・ヘギョ)とミカエラ修道女(チョン・ヨビン)のストーリだ。

2014年に公開された『ドキドキ私の人生』以来、11年ぶりに韓国映画の主演を引き受けたソン·ヘギョ。「ネットフリックスオリジナルシリーズ『ザ・グローリー』が終わった後、ラブストーリーにも戻りたくなかった」とし、「シナリオと台本を見ながら、ジャンルを選んでいたのだが、ちょうどその時『黒い修道女たち』のシナリオに出会った」と話した。

さらに、『黒い修道女たち』を選んだ理由について、「とても大変そうだったが、この作品なら、今まで自身が見つけられていなかった新しい表情に出会えるような気がした」と話した。

映画『黒い修道女たち』のワンシーン=ニュー(NEW)

映画『黒い修道女たち』のワンシーン=ニュー(NEW)


『黒い修道女たち』は、他のオカルト映画とは違う。悪霊に対する恐怖心より人物やストーリーの展開が印象的だ。悪魔を追い払うための儀式そのものよりは、儀式を行う修道女たちの内面にフォーカスが置かれた。さらに韓国のシャーマニズムの儀式とカトリックの悪魔儀式が合わさって、独特で妙な緊張感を生み出す。

クォン・ヒョクジェ監督は、「強力な悪霊に捕らわれた子供を生かすために、ユニア修道女は手段を選ばない」と話した。シナリオを読んだ時の感想について、「シャーマニズムの力を借りてでも、子供を生かすことができるだとしたら、『人を生かすのに名分など、必要なのだろうか』と思わされた」と話した。

また、「その切実な心が、何もかもを超越して観客に伝わるのではないかと思う」とし、「俳優たちの演技を通じて、観客に伝わってほしいという気持ちを込めて作業に取り組んだ」と付け加えた。

映画『黒い修道女たち』は24日、韓国で公開される。海外からの反応もとても熱い。北米、ドイツ、香港、オーストラリア、ニュージーランドなどの160カ国で、先行販売された。

24日にはインドネシア、台湾、モンゴルで公開される。29日にはフィリピン、来月にはオーストラリア、ニュージーランド、タイ、ラオス、シンガポール、マレーシア、ベトナムなどの世界各地で公開される予定だ。

xuaiy@korea.kr