文化

2025.12.03

写真は、特別展「日本美術、4つの視線」に展示された美術品

写真は、特別展「日本美術、4つの視線」に展示された美術品


[ソウル=ソ・エヨン]
[写真=ソ・エヨン]

韓日国交正常化60周年を記念して日本美術を紹介する展示が行われた。

国立中央博物館と東京国立博物館が共同で企画した特別展「日本美術のとびら―四つのまなざし」が、6月17日から8月10日まで、ソウル・龍山(ヨンサン)区の国立中央博物館・常設展示館306号で開催された。

同展は、華やかな装飾性、それと対比をなす抑制の美、自然の繊細な移ろいに対する感動(あはれ)、愉快で機知に富んだ美的感覚(遊び)という四つのまなざしで、日本美術を照らし出した。

両博物館の所蔵品62点を中心に、日本美術がもつ外面的な美と内面的な情緒を鑑賞できるように構成された。東京国立博物館は、日本の重要文化財7点を含む40点を出品した。その中でも38点は韓国では初めて公開された。

韓日国交正常化60周年記念特別展「日本美術のとびら―四つのまなざし」のメディア公開会が6月16日にソウル・龍山区の国立中央博物館で開かれる中、展示室には日本の重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」が展示されている。

韓日国交正常化60周年記念特別展「日本美術のとびら―四つのまなざし」のメディア公開会が6月16日にソウル・龍山区の国立中央博物館で開かれる中、展示室には日本の重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」が展示されている。


展示館に入ると、絵画、漆器、染織など華やかな美術品に目を奪われる。その中でも「小袖 白綾地秋草模様」は日本の重要文化財で、東京国立博物館の代表的な展示品。装飾的な画風で知られる江戸時代の画家、尾形光琳(1658~1716)が手描きで秋草模様を描いた小袖だ。

鳳凰と孔雀が描かれた屏風も、見逃せない主要展示品の一つ。日本の伝統詩歌である和歌を詠む時に使われた「砧蒔絵硯箱」、伝統芸能の「能」に使われた「能面 曲見」など、日本文化の様々な面がうかがえる所蔵品も幅広く鑑賞できる。

6月16日にソウル・龍山区の国立中央博物館で開かれた韓日国交正常化60周年記念特別展「日本美術のとびら―四つのまなざし」メディア公開会で参加者たちが鳳凰と孔雀の描かれた屏風を見ている。

6月16日にソウル・龍山区の国立中央博物館で開かれた韓日国交正常化60周年記念特別展「日本美術のとびら―四つのまなざし」メディア公開会で参加者たちが鳳凰と孔雀の描かれた屏風を見ている。


東京国立博物館の藤原誠館長は、6月16日に開かれたメディア公開会で「本展は東京国立博物館の主な所蔵品を韓国で直接見られるめったにない機会」だとし、「韓日友好関係の重要性を改めて確認する意義深い年に、このように貴重な場を設けることができて大変うれしい」と述べた。

国立中央博物館の金在弘(キム・ジェホン)国立中央博物館長は「文化は国同士の交流や理解の基盤となる重要な媒介」だとし、「本展を通して日本美術の視覚的な美しさはもちろん、その奥にある思惟の深さと心のひだを感じ取ってほしい」と来館を呼びかけた。

韓日国交正常化60周年を記念する相互交流として、来年2月には日本の東京国立博物館で国立中央博物館の所蔵品を紹介する特別展が開催される予定だ。

xuaiy@korea.kr