文化

2025.10.28

(左上から)校洞金冠、皇南大塚金冠、金冠塚金冠、瑞鳳塚金冠、金鈴塚金冠、天馬塚金冠=国立慶州博物館

(左上から)校洞金冠、皇南大塚金冠、金冠塚金冠、瑞鳳塚金冠、金鈴塚金冠、天馬塚金冠=国立慶州博物館


[キム・へリン]

慶州(キョンジュ)は、新羅(シンラ)千年の歴史を刻む都市だ。韓国文化の源流であり、民族のアイデンティティを象徴する空間として、かつて王都の中心に位置した。仏教美術や建築、工芸など、数多くの美しい遺産が今日まで受け継がれ、古代韓国の文化を今に伝えている。世界文化遺産の都市として、その価値は今日も揺るがない。

慶州は、「2025アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議」を契機に、伝統と現代、芸術と技術が調和する国際文化都市として、世界の注目を集めている。

文化体育観光部は、首脳会議の前後に慶州全域で展示や公演、メディアアート、K-コンテンツなど多彩なプログラムを披露し、文化を発信する。会議の出席者や国内外の来訪者に、韓国文化の魅力を伝える予定だ。

国立慶州博物館は、28日から12月14日まで特別展「新羅金冠:権力と威信」を開催する。今回の展示はAPEC首脳会議の公式文化行事の一つで、一般公開は来月2日から始まる。金冠塚(クムグヮンチョン、1921年)、金鈴塚(クムリョンチョン、1924年)、瑞鳳塚(ソボンチョン、1926年)、校洞古墳(キョドンゴブン、1972年)、天馬塚(チョンマチョン、1973年)、皇南大塚北墳(ファンナムデチョンブッブン、1974年)の6つの古墳から出土した金冠を展示する。新羅の黄金文化を象徴する6点の金冠を一堂に集めて公開するのは、今回が初めてとなる。

国立貞洞劇場の創作公演「丹心」が、特別公演として上演される=国立貞洞劇場

国立貞洞劇場の創作公演「丹心」が、特別公演として上演される=国立貞洞劇場


首脳会議の開催にあわせて、様々な公演も行われる。

27日には瞻星台の特設ステージで、ソウル国際舞踊コンクールの特別公演が開かれる。

28日には瞻星台一帯の野外ステージで、朝鮮時代の宮中祭りを再現した「演慶堂進爵禮の復元公演」が披露される。

29日には月精橋(ウォルチョンギョ)の水上特設舞台で、新羅時代の服装からAPEC記念韓服、さらに人工知能(AI)を取り入れた未来型韓服までを披露するパフォーマンスが行われる。

31日から11月4日までは、慶州エキスポ大公園文化センター文武ホールで、国立貞洞劇場の創作公演「丹心」が上演される。「丹心」の一般前売りは、11月2~4日の公演に限られる。

慶州大陵苑「2025国家遺産メディアアート」公演=慶州市

慶州大陵苑「2025国家遺産メディアアート」公演=慶州市


先端技術を活用したメディアアート展示が、慶州の夜を彩る。普門湖(ポムンホ)湖畔広場では17日から11月2日まで、水上スクリーンやレーザー、ドローンを組み合わせた融合メディア公演が行われる。大陵苑(テルンウォン)一帯では24日から11月16日まで、「大陵苑国家遺産メディアアート」が楽しめる。古墳や森と映像が調和する展示は、慶州の歴史空間を新たな文化舞台に変える。

27日から11月15日まで、国立慶州博物館と普門団地で「K-コンテンツフェスティバル」が開かれる。伝統文化をテーマに、最新技術を取り入れたコンテンツが展示され、過去と未来が交差する創造的な舞台が繰り広げられる。過去と未来が出会う創造的な空間が広がる。

文化体育観光部はAPEC会議期間中、首脳会談の会場である慶州のHICOで、韓国観光を紹介する映像15本を上映する。このほか、会議の参加者やその家族を対象にしたオーダーメイド型観光プログラムも実施される予定だ。

kimhyelin211@korea.kr