文化

2026.05.22

映画『群体』の記者試写会と記者懇談会で作品を紹介するヨン・サンホ監督=20日、ソウル

映画『群体』の記者試写会と記者懇談会で作品を紹介するヨン・サンホ監督=20日、ソウル


[ソウル=ソ・エヨン]
[写真=イ・ジョンウ]
[動画 = ショーボックス公式YouTubeチャンネル]

第79回カンヌ国際映画祭の「ミッドナイト・スクリーニング」部門に招待され注目を集めた映画『群体』が21日、ついに劇場公開を迎えた。

本作は、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)や『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020)などで韓国型ゾンビ映画を確立してきたヨン・サンホ監督の最新作だ。正体不明の感染症によって建物が封鎖され、その中に取り残された生存者たちが、予測不能に進化する感染者と対峙していく姿を描く。ヨン監督は本作で、「進化するゾンビ」という設定を通じ、AIや集合知の時代における「人間とは何か」を問いかけている。

カンヌでの公式日程を終えた『群体』のチームは20日、 ソウル・龍山区のCGV龍山アイパークモールで記者会見とプレス試写会を開催した。会場にはヨン監督をはじめ、主演のチョン・ジヒョン、ク・ギョファン、チ・チャンウク、シン・ヒョンビン、キム・シンロクらが出席し、作品への思いを語った。

俳優のチョン・ジヒョン=20日、ソウル

俳優のチョン・ジヒョン=20日、ソウル


同日、韓国の報道陣の前で映画が初めて公開されたこともあり、記者会見ではカンヌ国際映画祭に関する質問が相次いだ。

まずマイクを握ったヨン監督は、現地での海外メディアとのインタビューを振り返り「現代社会のAIをめぐるテーマがどこまで伝わるか不安もあったが、各国のメディアがしっかり受け止めてくれたのが印象的だった」と語った。さらに「作品の普遍的なテーマや緊張感が伝わったことで、こちらの意図を踏まえた質問が多く、新鮮でうれしかった」と付け加えた。

チョン・ジヒョンは「映画の紹介のためにカンヌに行ったのに、現地ではむしろ大きなエネルギーをもらった」と語り、「俳優として大きな勇気と励みを得ることができた」と振り返った。

(左から)チ・チャンウク、キム・シンロク、シン・ヒョンビン、ヨン・サンホ監督、チョン・ジヒョン、ク・ギョファン=20日、ソウル

(左から)チ・チャンウク、キム・シンロク、シン・ヒョンビン、ヨン・サンホ監督、チョン・ジヒョン、ク・ギョファン=20日、ソウル


映画『暗殺』(2015)以来11年ぶりにスクリーン復帰したチョン・ジヒョンは、劇中で生物工学科の教授であり、 生存者グループを率いるリーダー、クォン・セジョン役を演じた。

チョン・ジヒョンは自らの役について「特別な人物というより、観客の皆さん自身が『クォン・セジョン』として 映画の世界に入り込み、共に悩みながら物語を追えるように導く役割だ」と紹介した。

さらに「『群体』の中のゾンビたちが互いに影響し合い、連動している点が興味深かった」と述べ、「従来の感染者はそれぞれバラバラで制御不能な存在だったが、本作では見えないネットワークでつながり、リアルタイムで進化しながら、ひとつの大きな群れとして動く」と語り、作品の新しさを強調した。

映画『群体』は公開前からアメリカ、日本、台湾、フランスなど124カ国に海外セールスされ、世界的な期待作として注目を集めている。フランス、シンガポール、フィリピンでは27日、オーストラリアとニュージーランドでは来月11日、北米では8月28日、日本では来年公開される予定だ。


xuaiy@korea.kr