「大韓民国館」で、八万大蔵経に関する展示を見学する外国人観覧客=23日、釜山
[釜山=テレシア・マーガレット]
[写真=パク・デジン]
23日、釜山・海雲台区のベクスコ第1展示場に設けられた「大韓民国館」には、「K―ヘリテージ広報館」の入場を待つ人々の長い列ができていた。
数ある展示・体験ブースの中でも、ひときわ人気を集めていたのが「K―ヘリテージ広報館」と「ヘリテージ:タイムレス・タイム」だ。両展示では、メディアアートや体験型コンテンツを活用し、韓国の国家遺産や世界遺産を分かりやすく紹介している。
大型スクリーンやプロジェクターによる映像演出で、遺産を物語として体験できる空間を演出。難しく感じられがちな文化遺産を、身近に楽しめる展示となっていた。
「K―ヘリテージ広報館」で、自然の風景を表現したメディアアートを楽しむ観覧客=23日、釜山
第48回ユネスコ世界遺産委員会の開催国公式展示館「大韓民国館(K―Heritage House)」が20日に開館した。会場はサッカー場約2個分の広さで、政府機関や地方自治体、宗教団体、社会団体など35機関が参加。45の展示・体験ブースを通じて、韓国の様々な遺産を紹介している。
大韓民国館は、世界遺産委員会の主要な関連行事として設けられ、世界遺産やユネスコ無形文化遺産、「世界の記憶」に登録された韓国の遺産を紹介している。展示では、遺産政策や国際協力の成果を伝えるほか、伝統公演や体験プログラム、韓国料理の試食なども楽しめる。
大韓民国館で、朝鮮王朝時代の王室行列を再現した「王家の散歩」が披露された=23日、釜山
会場には、来場者が参加できる体験コーナーも数多く用意されている。
韓国国学振興院のブースでは、世界遺産に登録された韓国の扁額を紹介するほか、「自分だけの扁額作り」や書道体験も楽しめる。
また、「韓国の干潟」やK―シーフードを紹介するブース、「韓国の醤(ジャン)作り文化」とK―フードを紹介するブースでは、試食体験も行われ、試食を楽しむ来場者の姿が見られた。
展示だけでなく、伝統公演も多彩に行われている。メインステージ「K―ヘリテージ・ステージ」では、霊山斎(ヨンサンジェ)や水陸斎(スリュクチェ)の実演をはじめ、処容舞(チョヨンム)、北青獅子遊び(プクチョンサジャノリ)、東莱鶴舞(トンネハンム)など38の伝統公演が披露される。
このほか、伝統衣装をまとった守門将による「守門将勤務」や、朝鮮王室の行列を再現した「王家の散歩」も行われ、会場では王宮の雰囲気を味わうことができる。
大韓民国館にある津寛寺のブースで、伝統紙の花「紙花」作りを体験する観覧客=23日、釜山
韓国の遺産を様々な形で紹介する展示や体験は、外国人来場者からも好評を得ている。
ウクライナ出身のモギルコ・ソン・ユリヤさんは、「韓国の国家遺産についてもっと知り、ほかの人にも紹介したいと思って訪れた」と話した。「外国人がK―POPだけでなく、韓国文化の多彩な魅力を知るきっかけになればうれしい」と語った。
フランス出身のアダム・ヒューゴ・シェン・ルイさんは、メディアアートの展示が特に印象に残ったという。「ソウルで多くの展示を見てきたが、釜山の展示はこれまでとは大きく異なっていた」と話し、「プロジェクターを活用した作品が独創的で、とても驚いた」と笑顔を見せた。
margareth@korea.kr