初来韓したクリストファー・ノーラン監督が、記者懇談会で韓国メディアの質問に答える様子=3日、ソウル、パク・デジン
[ソウル=ソ・エヨン]
[映像=ユニバーサル・ピクチャーズの公式ユーチューブチャンネル]
世界69の国と地域で興行収入1位を記録し、快進撃を続けている映画『オデュッセイア』。同映画のプロモーションのため、クリストファー・ノーラン監督と主要キャストが韓国を訪れた。
ノーラン監督は3日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のフォーシーズンズホテルで開かれた来韓記者懇談会に出席し、「韓国を訪れる日をずっと心待ちにしていた。新作を携えて皆さんにお会いすることができ、大変うれしく思う」と初めての訪韓を喜んだ。
今回の訪韓は、ノーラン監督本人の強い希望によって実現した。監督は先月、直筆の手紙を通じて、初の韓国訪問を発表していた。
『インセプション』(2010)や『ダンケルク』(2017)といったヒット作を次々と世に送り出し、世界的な映画監督としての地位を確立したノーラン監督。2024年には、「第96回アカデミー賞」の授賞式で映画『オッペンハイマー』(2023)が7冠に輝き、現代で最も影響力のある映画クリエイターの一人として高く評価されている。
監督は、「韓国の観客が『インターステラー』(2014)をとても愛してくださっていることはよく知っている。多くの方に支持され、劇場でも長期間上映されたと聞いている」と語った。また、「まだ訪れたことのない国で自分の作品がこれほど愛されているというのは、不思議であり、とても幸せな経験だ」と話した。
韓国の報道陣に向かってポーズを取る(左から)シャーリーズ・セロン、ノーラン監督、プロデューサーのエマ・トーマス、マット・デイモン=3日、ソウル、パク・デジン
この日の懇談会には、オデュッセウス役のマット・デイモンとカリュプソー役のシャーリーズ・セロン、プロデューサーのエマ・トーマスも出席した。
デイモンが韓国を訪れるのは、映画『ジェイソン・ボーン』(2016)のプロモーション以来、およそ10年ぶりとなる。訪韓直後には、ソウルの高尺(コチョク)スカイドームを訪れ、ユニフォーム姿でプロ野球観戦を楽しむ様子が話題となった。
彼は、「韓国の野球は面白いと以前から聞いていて、一度ぜひ観戦してみたいと思っていた。実際に球場へ足を運んでみると、本当に楽しかった」とコメント。「チームを応援するファンのエネルギーや情熱が非常に印象的で、アメリカとはまた違った雰囲気があり、とても興味深かった」と感想を語った。
動画配信サービス(OTT)など、映画鑑賞のスタイルが多様化する中、ノーラン監督は映画館で観る意義を改めて強調した。
彼は、「映画館ならではの魅力は、観客同士で物語を体験できることである。『オデュッセイア』を通じて、オデュッセウスと一緒に旅をしているかのような没入感を味わってほしい」と語った。
デイモンは韓国の観客に向けて、「『オデュッセイア』は、観る人それぞれが自分の状況に応じて、異なる受け止め方ができる作品だ。多彩なテーマが豊かに盛り込まれているため、多くの場面で共感を得られると思う」と話した。
セロンは、「『オデュッセイア』が、映画館を出た後も様々な感想や思いを語り合える作品になればと思う」と語り、懇談会を締めくくった。
5日に韓国で公開される『オデュッセイア』は、トロイア戦争を勝利に導いた英雄オデュッセウスの帰還を描いた作品。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』を原作としており、映画史上初めて全編をIMAXフィルムカメラで撮影し、圧巻のスケールと没入感で観客を魅了する。
タイムズスクエアで行われた『オデュッセイア』のレッドカーペットイベントで、ファンたちの歓迎に笑顔で答える(左上から時計回りに)ノーラン監督、シャーリーズ・セロン、マット・デイモン、エマ・トーマス=4日、ソウル、ユニバーサル・ピクチャーズ
xuaiy@korea.kr