文化

2026.08.12

音楽、マッド(泥)、タルチュム(仮面劇)、歴史文化、光、そして冬の氷上釣りまで。韓国各地には、地域ならではの文化や自然を生かし、世界各国からの観光客を魅了する様々な祭りが存在する。文化体育観光部は、韓国の文化観光祭りの中から、世界的なイベントへと成長する可能性を秘めた祭りを「グローバルフェスティバル」に選定し、3年間にわたって体系的に支援する方針だ。個性豊かな魅力で世界中の人々を惹きつける「グローバルフェスティバル」6選を紹介する。


[カン・ガヒ]

炸裂するバンドサウンド、「仁川(インチョン)ペンタポート・ロックフェスティバル」

昨年8月1日から3日まで開催された「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」の様子=仁川市

昨年8月1日から3日まで開催された「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」の様子=仁川市


「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」は、国内外のトップクラスのアーティストが一堂に集まる韓国を代表する音楽フェスだ。2006年に始まり、今年で21回目を迎えた。強烈なバンドサウンドと熱気あふれるステージが、真夏の音楽ファンに忘れられない感動を届ける。

メインステージだけでなく、新人アーティストを発掘する「ペンタ・スーパールーキー」や観客参加型のエアロビクスなど、多彩な関連イベントもフェスティバルをさらに盛り上げる。また、家族連れのためのキッズゾーンも設けられ、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるように構成した。今年のフェスティバルは7月31日から8月2日まで、仁川・松島(ソンド)タルピッ祝祭公園で開催され、真夏の夜を熱く盛り上げた。

仁川ペンタポート・ロックフェスティバルのホームページ:https://www.pentaport.co.kr/

マッドで一つになる世界、「保寧(ポリョン)マッドフェスティバル」

昨年7月25日から8月10日まで、忠清南道・保寧市の大川海水浴場とマッドエキスポ広場一帯で開催された「保寧マッドフェスティバル」の様子=コリアネットDB

昨年7月25日から8月10日まで、忠清南道・保寧市の大川海水浴場とマッドエキスポ広場一帯で開催された「保寧マッドフェスティバル」の様子=コリアネットDB


「保寧マッドフェスティバル」は、忠清南(チュンチョンナム)道・保寧の天然ミネラル成分が豊富なマッドを活用した、韓国を代表する体験型の夏祭りだ。1998年に始まり、今年で29回目を迎え、国籍や人種を超えて世界中の人々が楽しめるイベントとして定着した。

祭りの最大の魅力は、五感を刺激する多彩なマッド体験だ。「大型マッドゾーン」や「マッド体験ゾーン」をはじめ、家族連れの来場者向けの「ファミリーゾーン」、子ども向けの「ウォーターパークゾーン」など、様々な体験エリアが運営される。これに加え、K-POP、ヒップホップ、トロットといった多彩なジャンルのステージも繰り広げられ、会場はさらなる熱気に包まれる。今年は7月24日から8月9日まで、忠清南道・保寧の大川(テチョン)海水浴場とマッドエキスポ広場一帯で開催された。

保寧マッドフェスティバルのホームページ:https://mudfestival.or.kr/festival/view

躍動と神秘の仮面劇、「安東(アンドン)国際タルチュムフェスティバル」

昨年9月26日から10月5日まで行われた「安東国際タルチュムフェスティバル」の様子=安東国際タルチュムフェスティバル

昨年9月26日から10月5日まで行われた「安東国際タルチュムフェスティバル」の様子=安東国際タルチュムフェスティバル


安東国際タルチュムフェスティバルは、韓国の伝統的なタル(仮面)とタルチュム(仮面劇)を中心に、世界各国の仮面文化と舞台芸術が融合する国際文化フェスティバルだ。1997年の開幕以来、韓国伝統のタルチュムの魅力を広く伝えるとともに、世界各国の仮面劇文化が交流する場として発展してきた。

期間中は、国家無形遺産に指定されたタルチュム公演をはじめ、国内外から招かれた芸術団によるステージが繰り広げられる。来場者は、タル作りやタルチュムの体験などを通じて、韓国の伝統文化を身近に感じることができる。今年のフェスティバルは9月24日から10月4日まで、中央線1942安東駅やタルチュム公園など、慶尚北(キョンサンブク)道・安東市一帯で開催される。

安東国際タルチュムフェスティバルのホームページ:https://www.maskdance.com/

230年前の王家の行列、「水原華城文化祭」

水原華城文化祭の代表プログラム「正祖大王陵行幸」の様子=水原華城文化祭

水原華城文化祭の代表プログラム「正祖大王陵行幸」の様子=水原華城文化祭


「水原(スウォン)華城(ファソン)文化祭」は、正祖(チョンジョ)大王が1795年に母である恵慶宮洪氏(ヘギョングン ホンシ)の還暦を祝うために行った「華城行幸」を現代的に再解釈した歴史文化フェスティバルだ。1964年に「華虹文化祭」として始まり、今年で63回目を迎えた。

朝鮮時代の古文書『園幸乙卯整理儀軌』に記された歴史的な瞬間が、ユネスコ世界遺産である水原華城と華城行宮一帯で、公演やパレード、体験イベント、市民参加型のプログラムとしてよみがえる。今年の祭りは、10月4日から11日まで、京畿(キョンギ)道・水原市の水原華城一帯で開催される。

水原華城文化祭のホームページ:https://shfestival.com/

川面を彩る平和の光、「晋州南江流灯祭り」

慶尚南道・晋州市の南江と晋州城一帯で行われた「2024晋州南江流灯祭り」=晋州南江流灯祭り

慶尚南道・晋州市の南江と晋州城一帯で行われた「2024晋州南江流灯祭り」=晋州南江流灯祭り


「晋州(チンジュ)南江(ナムガン)流灯祭り」は、1592年の壬辰倭乱の際、晋州城の戦いで南江に流灯を浮かべ、軍事的な合図や通信手段として活用した歴史に由来する。その後、戦火で命を落とした官民軍の霊を慰める伝統として受け継がれ、現在では平和と希望を象徴する「光の祭典」として親しまれている。

祭りの期間中、南江と晋州城一帯は、伝統灯籠と現代的な創作灯籠によって美しく彩られ、晋州ならではの幻想的な夜景を楽しめる。今年の祭りは、10月3日から18日まで、慶尚南(キョンサンナム)道・晋州市の南江と晋州城一帯で行われる。

晋州南江流灯祭りのホームページ:https://yudeung.com/

銀世界で楽しむスリル満点の釣り体験、「華川ヤマメ祭り」

昨年1月10日から2月1日まで、江原道・華川郡の華川川一帯で開催された「華川ヤマメ祭り」の様子=コリアネットDB

昨年1月10日から2月1日まで、江原道・華川郡の華川川一帯で開催された「華川ヤマメ祭り」の様子=コリアネットDB


「華川(ファチョン)ヤマメ祭り」は、韓国を代表する冬の体験型フェスティバルだ。清澄な一級河川に生息するヤマメを自らの手で釣り上げる、ここでしか味わえない釣りの醍醐味を求めて、毎年、国内外から多くの観光客が冬の華川を訪れる。

氷に穴を開けてヤマメを釣る氷上釣りやルアー釣り、全身で冬を感じられる素手づかみ体験は、祭りの最大の魅力である。また、華川川を横断する氷ソリやアイスボブスレー、氷上サッカー、スケートなど、様々な冬のスポーツも楽しむことができる。次回の「華川ヤマメ祭り」は、2027年1月9日から31日まで、江原(カンウォン)道・華川郡の華川川一帯で開催される。

華川ヤマメ祭りのホームページ:https://www.narafestival.com/01_icenara/

kgh89@korea.kr