大韓商工会議所で開かれた釜山国際映画祭(BIFF)の記者会見の様子=1日、ソウル、釜山国際映画祭
[ソウル=ソ・エヨン]
[写真・映像=釜山国際映画祭]
世界トップクラスの「Aリスト映画祭」へと格上げされ、国際的な地位を一挙に高めた釜山国際映画祭(BIFF)が、来月の開幕に向けて本格始動した。
釜山国際映画祭のチョン・ハンソク執行委員長は1日、ソウル・中区の大韓商工会議所で行われた記者会見で、「昨年の第30回映画祭を機に、BIFFの国際的な地位が飛躍的に高まったのは事実だ」と述べた。また、「国際的な評価や交流をBIFFが担うことになった」と語った。
今年3月、国際映画製作者連盟(FIAPF)はBIFFを、世界トップクラスの映画祭である「Aリスト映画祭」(計17)の一つとして新たに選定した。
さらに、今年5月には、BIFFのコンペティション部門の最高賞「釜山アワード」の大賞受賞作に対し、米アカデミー賞の国際長編映画賞への応募資格が新たに認められた。アカデミーから同賞への応募資格を認められている映画祭は、BIFFのほか、カンヌ、ベネチア、ベルリン、サンダンス、トロントの6つだけである。
BIFFは7日、映画と映像コンテンツの未来について議論する「リュミエール・サミット」にも参加する。韓国とフランスの首脳が主導する今回のイベントには、30カ国余りから招待された約150人の主要関係者がフランス南部に一堂に会する。
この日の記者会見では、今年の映画祭の主なプログラムや招待作品も発表された。
公式招待作品は59カ国・246作品に上り、ワールドプレミア作品だけでも95本に達する。オープニング作品には、キム・ジョングァン監督の『昼と夜は互いに』が選出された。夏から秋へと移ろう季節、あるカフェを舞台に4組の男女が交わす、軽妙ながらもチャーミングな会話を描いた作品だ。
世界的な巨匠の最新作を紹介する「アイコン」部門では、過去最多となる36作品がラインナップ。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウ監督の『フィヨルド』や、同映画祭で主演女優賞を受賞した濱口竜介監督の『急に具合が悪くなる』などが上映される。また、イ・チャンドン監督の『可能な愛』、ホン・サンス監督の『目のやり場がない』も披露される予定だ。
四宮義俊監督の長編デビュー作『花緑青が明ける日に』(2026)のスチルカット=釜山国際映画祭
アニメーション映画の躍進も、今年の映画祭の特徴の一つだ。昨年、中国と日本で年間興行収入1位をアニメーション作品が獲得したほか、ネットフリックスの『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』が世界的なヒットを記録するなど、映画界におけるアニメーションの存在感は増すばかりだ。こうした流れを受け、BIFFは韓国ではなかなか見る機会のなかった日本の長編・短編アニメーション13作品を中心に紹介する「日本アニメーション特集:狂気の傑作、戦慄の期待作12+1」を企画した。
今年で2回目となるコンペティション部門では、厳選された14作品が最高賞の「釜山アワード大賞」をかけて競い合う。
世界的な監督や俳優たちの釜山入りも相次ぐ。アジア系俳優として初めてアカデミー主演女優賞に輝いたマレーシア出身のミシェル・ヨーが、「今年のアジア映画人賞」の受賞のため釜山を訪れる。また、フランスを代表する伝説的な女優イザベル・ユペールや、インドネシアの国民的女優クリスティン・ハキムも映画祭に参加する。また、韓国でも根強い人気を誇るイランの巨匠マジッド・マジディ監督は、コンペティション部門の招待作『パンと本』を携え、初の訪韓を果たす。
BIFFは10月6日から15日までの10日間、釜山「映画の殿堂」をはじめとする8つの劇場、31のスクリーンを舞台に開催される。
xuaiy@korea.kr