[テレシア・マーガレット]
[動画=安東国際仮面舞踏フェスティバル公式YouTubeチャンネル]
毎年、旧暦8月15日は韓国を代表する名節「秋夕(チュソク)」だ。1年の収穫を喜び、先祖に感謝を捧げる日で、家族や親戚が一堂に集まって祭祀(チェサ)と呼ばれる先祖供養の儀式を執り行い、ごちそうを囲みながら絆を深める。旧正月と並んで韓国人の暮らしに深く根付いている秋夕は、今では秋の旅を楽しむ機会にもなっている。故郷へ帰る人だけでなく、韓国各地の秋の風景や地域文化を楽しもうと出かける人も多い。
韓国に家族がいない在韓外国人や、連休中に韓国を訪れる観光客にとっても、秋の魅力を発見する絶好の機会となる。今年の秋夕連休は9月24日から27日の4日間。せっかくの連休に自宅や宿泊先だけで過ごすだけではもったいない。
仏甲寺一帯で赤く咲くヒガンバナ=全羅南道・霊光郡、韓国観光公社
仮面舞の祭典「2026安東国際タルチュムフェスティバル」
韓国の伝統芸能の魅力を感じたいなら、慶尚北道・安東(アンドン)へ足を運んでみよう。「2026安東国際タルチュム(仮面舞)フェスティバル」が秋夕連休初日の9月24日から10月4日まで、安東の旧市街とタルチュム公園一帯で開催される。国内外の仮面舞が一堂に会する、世界中の人々が楽しめるフェスティバルだ。
ユネスコ無形文化遺産にも登録された韓国伝統の仮面舞をはじめ、各国の仮面劇がステージを彩る。公演やパレード、客が一体となって踊るタルノリ大同乱場、世界仮面遊びコンテストなど、多彩な交流プログラムが用意されている。
赤く染まるヒガンバナの絶景「霊光仏甲山相思花祭り」
秋の花を眺めながら、古刹の風情を楽しみたいなら、全羅南道・霊光(ヨングァン)がおすすめだ。「霊光仏甲山相思花祭り」が9月18日から27日、仏甲寺観光地一帯で開催される。花と葉が異なる時期に姿を見せ、互いに一生出会うことがないという意味から名付けられたヒガンバナ(相思花)が、仏甲山の麓を赤く染める。赤いヒガンバナが一面に咲く散策路を歩きながら、韓国の秋ならではの静かな風景を楽しめる。
大陵苑古墳群を光で彩る「国家遺産メディアアート」=慶尚北道・慶州市、国家遺産訪問キャンペーン公式サイト
歴史と光が彩る「国家遺産メディアアート」
陽が落ちた後の夜を彩るのは「国家遺産メディアアート」だ。国家遺産を背景に、光や映像、音楽を融合させた芸術作品を鑑賞できる壮大な夜間イベントとなっている。慶州の大陵苑と益山の弥勒寺址では4日から27日、扶余の定林寺址では7日から27日に開催される。江華の高麗宮址では9月11日から10月4日まで、鉄原の労働党舎では9月11日から10月11日まで開催される。古墳や古寺跡、高麗時代の宮殿跡、近現代史の舞台が、それぞれ趣の異なる光のステージへと姿を変える。ただし、鉄原の労働党舎は毎週火曜日と秋夕当日の25日は開催されないため、注意が必要だ。
家族みんなで楽しむ冒険「慶南高城恐竜世界エキスポ」
子ども連れのファミリーには、慶尚南道・固城(コソン)の「慶南高城恐竜世界エキスポ」がおすすめだ。世界有数の恐竜足跡化石産地として知られる固城にて9月22日から11月1日まで開催される。今年のテーマは「恐竜と楽しむ冒険」。恐竜パレードやサーカス公演、恐竜をテーマにした展示、ロボット恐竜ライブショーなど、家族みんなで恐竜の世界を楽しめる。
「2025慶南高城恐竜世界エキスポ」で披露された恐竜パレード=固城文化観光財団
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