国立民俗博物館で開かれたチュソクのプログラム=2024年9月16、18日、ソウル、国立民俗博物館
[イ・ジイェ]
家族が集まり、1年の収穫を祝う秋夕(チュソク)は、韓国を代表する名節だ。家族で食卓を囲むほか、連休を利用して旅行を楽しむなど、過ごし方も時代とともに多様化している。 今年も全国の博物館では、伝統遊びや工芸、舞台公演など、秋夕にちなんだ多彩なイベントが開かれる。
今年の連休は、伝統文化に現代的なアイデアを取り入れたイベントが目白押しの博物館(国立民俗博物館、国立大邱博物館、国立全州博物館)へ足を運んでみてはいかがだろうか。
国立民俗博物館では26日と27日、本館ロビーや前庭、子ども博物館の遊び広場、坡州館などで秋夕イベント「みんなで秋夕」を開催する。秋夕の風習を現代的に楽しめる多彩なプログラムが用意されている。
家族で楽しめる伝統遊びのトーナメントをはじめ、様々な工芸体験が用意されている。大韓シルム協会と連携したシルム体験教室や、大人から子どもまで参加できる「秋夕杯シルム大会」も行われる。秋夕の代表的な節食であるソンピョンの形をしたせっけん作りや、ビーズ装飾を用いた金色の金属製しおり作りも体験可能だ。秋夕をモチーフにしたパーツを組み合わせ、秋夕をモチーフにしたパーツを組み合わせ、キーホルダーを作ることもできる。
坡州館では収蔵庫ツアーを行い、秋夕の祭礼「チャレ」や巫俗儀礼「天神クッ」について学べる。また、インドのオナム祭に関する解説を聞き、韓国とインドの名節文化を比較することもできる。
イベントの詳細や参加方法は、国立民俗博物館(www.nfm.go.kr)と坡州館(www.nfm.go.kr/paju/)の公式サイトで確認できる。
国立大邱博物館で開かれた秋夕文化イベントのプログラム=2024年10月、大邱、国立大邱博物館
国立大邱博物館では24、26、27日の3日間、ヘソル館の前庭と中央広場で秋夕文化イベントを開催する。伝統民画を取り入れた工芸体験から公演まで、幅広いプログラムが用意されている。
伝統民画を使った紙めんこ「タクチ」作りや、「鵲虎図(チャクホド)」をモチーフにしたバッグ飾り作りのほか、キャラクターが描かれた凧や螺鈿の小盤(ソバン)作りなども体験できる。昔ながらの素材や技法に現代的なアイデアを取り入れた工芸を楽しめる。いずれもイベント期間中、毎日先着500人が無料で参加できる。
舞台では「ザ・ハプニングショー」の「マイドリーム」や、韓国最大規模のディアボロショー「レインボーショー」が披露される。工芸体験に加え、様々なパフォーマンスも楽しみながら秋夕の休日を過ごせる。
イベントの詳しい日程や会場は、国立大邱博物館の公式サイト(https://daegu.museum.go.kr/kor/index.do)で確認できる。
国立全州博物館で開かれた餅つき体験=2025年10月、全州、国立全州博物館
国立全州博物館では24日から27日まで、屋外広場にて「秋夕民俗遊び広場」を開催する。伝統的な民俗遊びや昔の生活道具に触れる体験、秋夕の料理作りなど、名節の情緒を肌で感じられる体験が準備されている。
参加者は願い事を書いた用紙を「願いの木」に結び付けるほか、ユンノリ(韓国のすごろく)や凧揚げ、チェギチャギ(羽根蹴り)、トゥホ(投壺)といった多彩な民俗遊びが満喫できる。紙めんこやコンギなど昔の遊びで懐かしい思い出を振り返ったり、昔の生活道具を実際に使ってみたりするのも新鮮な体験となるだろう。
秋夕料理の体験では、ソンピョンなどの名節料理を実際に作ってみることができる。打楽器芸術団体「アリヒャン」と「サマッティ」による公演も行われ、秋夕の雰囲気を盛り上げる。
その他のプログラムや日程は、国立全州博物館の公式サイト(https://jeonju.museum.go.kr/korean/)で確認できる。
民俗遊びコーナーで弓矢体験を楽しむ来館者=2024年9月, 清州市、国立清州博物館
国立清州博物館は26、27の両日、博物館一帯で秋夕イベントを開催する。
イベントに先立ち、22日まで公式ウェブサイトで事前予約を受け付ける。予約者には、食用花を使った「伝統花カンジョン」と、名節に行う祭祀「茶礼」の意味を学ぶ「茶礼膳を整える」体験キットを提供する。
期間中は、清明館前の広場で投壺や弓矢などの伝統遊びを体験できる。27日には清明館大講堂で、清州農楽の一座によるにぎやかな農楽公演に加え、ユーモアあふれる伝統劇「おならをする嫁」が上演される。
公式インスタグラムでは、「秋夕にまつわる四字熟語クイズ」に答えるコメントイベントを実施する。
詳細は、博物館の公式ウェブサイトと公式インスタグラム(@cj.museum.kr)で確認できる。全国13の国立博物館で開催される秋夕の総合プログラムについては、国立中央博物館のウェブサイト(https://www.museum.go.kr/MUSEUM/main/index.do)で確認できる。
伝統遊びや料理、工芸、舞台公演などを通じて、韓国の秋夕文化をさまざまな角度から体験できる機会だ。
ljyhwa@korea.kr