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[大阪=花野友季子(日本)]
韓国ドラマ『梨泰院クラス』のセロイとして世界中で人気の俳優、パク・ソジュン。今年で俳優デビュー10周年を迎えました。彼の10年間の活動を作品とともに振り返りたいと思います。
公式のデビュー作は2012年の『ドリームハイ2』。
パク・ソジュンは「初回の放送は家族と見るのが恥ずかしくて、1人で部屋にこもって見ました」と当時の様子を話しました。
翌年出演した『金よ出て来い✩コンコン』で第6回コリアのドラマ・アワーズ男性新人賞を受賞。この作品以降はオーディションを受けて出演するのではなく、キャスティングされるようになったそうです。
初の主演作『魔女の恋愛』。それから『キルミー・ヒールミー』、『彼女はキレイだった』、『花郎:ザ・ビギニング』、『サム、マイウェイ』に出演し、人気俳優への階段を駆け上がっていきます。作品への出演を検討する際は、キャラクターや作品が持つ意味、メッセージなどを最優先するとのこと。
ファンに向けて行ったパク・ソジュンが演じた好きなキャラクターの投票結果は全体の36%の人が『サム、マイウェイ』コ・ドンマンを選び、1位のキャラクターに選ばれました。コ・ドンマンは元テコンドー選手で現在はダニ駆除会社社員として働く若者、鍛え上げられた肉体や笑いと涙ありのときめきラブコメディです。
特に、韓国で2016年に放送した『花郎』は今年7月、日本のネット通販サイトAmazonの韓国ドラマDVD売れ筋ランキングで1位にランクイン。2018年『キム秘書はいったい、なぜ?』では、「ラブコメを極めてみたくてこの作品を選びました」と、後にロマンスの達人と言われるほど多くの韓国ドラマファンを魅了。愛を表現する目つきの秘訣は何か。「撮影の時はいつも、相手役との相性が大切だと思っています。感情を表現するために気持ちを込めて見つめるように努力をしています」と答えました。
2020年『梨泰院クラス』が動画配信サービスNetflixで配信されると世界中で作品だけでなく、セロイのヘアスタイル(いかぐり頭)や色んな衣装が話題に。パク・ソジュンは、パク・セロイのキャラクターについて「インパクトがあり、多くのことを考えるようになりました」と感想を述べました。日本では、セロイのヘアスタイルを芸能人が真似しました。インスタグラムでも同じヘアスタイルにした写真をたくさん見つけることができます。
こうした人気を証明するように、今年5月にはパク・ソジュンのデビュー10周年を記念するファンミーティングが韓流専門衛星チャンネルKNTVで独占生中継されました。
私が一番好きな出演作品は『キルミー・ヒールミー』です。パク・ソジュンはヒロインの兄役オ・リオンを演じ、女子高生ヨナに好かれてしまい、会う度に追い掛け回される姿は必見です。主演のチソンとMBC大賞でベストカップル賞を受賞しました。
今後見てみたい作品は、現場で最善を尽くすレスキュー隊、美味しい料理やお菓子を作るパティシエや料理人の役が見てみたいです。また、リアリティー番組を通して新たな一面を知ることができたら嬉しいです。
来年は、映画『コンクリートユートピア』、『ドリーム』、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『キャプテン・マーベル2』の公開を控えているパク・ソジュン。どんな髪型やメイク、スタイルを披露してくれるのか楽しみです。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr