『ダイナミック釜山』=栗原みほ撮影
[神戸=栗原みほ (日本)]
毎月楽しみにしている釜山情報誌がある。『ダイナミック釜山』 こちらは、釜山(プサン)広域市が発行しており、2010年7月からスタート。9月の最新号で第146号と、10年以上前から親しまれている。
最新の釜山情報、観光案内、現地の方々のインタビュー、釜山郷土料理のレシピなど、オールカラーの写真付きで毎回興味深い盛りだくさんな内容の釜山地域新聞である。
私は約1年前、Instagramで知り、購読を始めた。毎月(20日頃)届く新聞を楽しみにしている。
こちらの情報誌は無料で購読できる。ネットで見ることも可能。詳細は公式ホームページ(
https://www.busan.go.kr/dynamicjp/index)で確認できる。
8月号のトップ記事は、BTSが10月に釜山でコンサートを開催するというビッグ・ニュース。ダイナミック釜山は読者が知りたいことを、いち早く現地から発信してくれる。
2030年の国際博覧会の釜山誘致についても釜山で行うメリットなど、気になるニュースもクローズアップされている。
新型コロナウイルス大流行でおうち韓国を余儀なくされた期間も、ダイナミック釜山から見える現地のリアルな釜山情報で旅行気分を味わおうと毎月心待ちにしていた。いよいよ新聞で見ていた釜山の今を現地で楽しめる時が戻ってきた。
ソラリア西鉄ホテル釜山の田原光俊総支配人にインタビューした記事=ダイナミック釜山
『ダイナミック釜山』に釜山で働く日本人のインタビュー記事が掲載されたことがある。SNSでも釜山情報を発信している、ソラリア西鉄ホテル釜山の田原光俊総支配人。田原さんにお話を伺った。
―『ダイナミック釜山』掲載の反響は。
「たくさんの方から『読みましたよ』と連絡をいただいたので、読んでいる方が多いことを実感しました。記事にも書きましたが、自然と観光地が充実した『退屈しない街』を多くの日本人観光客に肌で感じてほしいです」
―今の釜山は。
「日本〜釜山便が再開しましたが、日本のお客様はまだ少ないですね。もう少し日本からのエアーの便が増えてからですね。まだアメリカやシンガポールの方が多い状況です。コロナの行動制限が解除されたのもあるのでしょうが、街に人は増え活気づいてます。釜山の夜は今までと変わらずお祭り騒ぎで、それぞれに感染対策をして楽しんでいます」
過去の釜山旅行=栗原みほ撮影
*『ダイナミック釜山』を購読しての感想
1. 最大の魅力は現地からの最新情報で釜山旅行疑似体験ができること。釜山のおすすめスポット情報が個人的には1番の楽しみで、気になる場所はいつかの旅行の備忘録として記録している。
誌面の真ん中の見開きの特集ページで季節にあった観光地やイチオシの場所がカラー写真付きで大きく掲載されるのだが、そのクローズアップされる見応え抜群の記事に魅了される方は多いのではないかと思う。
『ダイナミック釜山』=栗原みほ撮影
2.グルメの記事も地域感満載で、日本にいながら釜山にいるような気分を存分に楽しめる。お店の情報はもちろんのこと、作り方や食べ方なども詳しく記載されることもあり、知識として覚えておきたい記事も多い。何といってもカラー写真が食欲をかきたてる!今直ぐにでも食べに行きたくなるのは当然のことと思う。
3.旅行時に役立つ情報も見逃せない。困った時の通訳サービスや現地のツアー会社など、個人での検索ではたどり着けないような現地ならではの発信も嬉しい。これからもずっと読み続けたいと思う。
新聞を読み返していたら、釜山へますます行きたくなってきた。ビザなしで日本人韓国客らの入国を認める措置の10月末までの延長、韓国入国時のコロナ検査陰性証明書不要、BTSのコンサートはもちろんのこと、BOFや秋の釜山を計画する人は増えるのだろう。日常回復が進む釜山。情報満載の来月号を今から楽しみにしている。
私の手元にはまだ届いていないが、最新の9月号はすでにホームページにアップされている=ダイナミック釜山
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
km137426@korea.kr