【写真・文=大草紀子】
▣ 甘川文化村
翌日、2日目はあいにくの雨でした。最初の目的地は甘川(カムチョン)文化村。釜山観光では外せない名所で、フォトスポットもたくさんあるのですが、この雨では高低のある坂道を歩き回るのも大変で、あまり写真は撮れませんでした。かわいいカフェやお土産屋さんがたくさんあるので、雨の日には店内で楽しむのも手です。
▣ 梵魚寺
午後は、梵魚寺(ポモサ)を訪れました。山の上にある梵魚寺では、ちょうど冬至を前にお寺の行事が行われていたとのこと。たくさんの色とりどりのランタンが雨に打たれて揺れていました。
流暢な英語と韓国語で梵魚寺を案内してくれたのは、テンプルステイを担当しているお坊さんでした。仏教の話はもちろんのこと、韓国のお寺にはそれぞれの歴史や逸話があり、それを聞きながら見学すると、理解がぐっと深まります。四天王像(レプリカ)が放火で燃えてしまった話など、最近の事件についても伺いました。梵魚寺は山の上にあるので、晴れていたらもっともっと綺麗だったと思います。テンプルステイも行われているとのことなので、万博のために外国人が大勢釜山に来たら、梵魚寺にもたくさんの人が訪れることでしょう。
▣ 釜山民族芸術館
梵魚寺を後にすると、ついに今回のツアーの最後の訪問地、釜山民族芸術館に向かいました。ここでは、伝統芸術の公演や講座を行っていますが、今回私たちが観覧&体験するのは、「동래학춤(鶴舞)」です。男性の踊りなので、白の男性用の韓服を身にまとい、昔の貴族が被っていた黒の帽子を被って踊ります。
最初に公演を鑑賞しましたが、生の楽器演奏と歌に合わせての踊りはとても綺麗で華がありました。私は、韓国舞踊は何度か見たことがありますが、この踊りは初めて見ました。釜山の東来地方に伝わるもので、白い袖を翻しながら、大きく羽ばたく仕草が特徴的な踊りです。
公演の後は、実際に私たちも白い韓服の衣装と黒の帽子を着させてもらいました。そして、基本の動きとステップを少しだけ教えてもらったのですが、手や足を大きく動かす踊りは見ているよりも難しかったです。外国人にとってはとても貴重で、楽しい体験でした!
その後、民族芸術館の前で、ドローンの映像を撮影して、今回のツアーは終了となりました。今回はたった2日間でしたが、これでは回りきれないほど、まだまだ釜山には魅力的な場所がたくさんあるのです。
ソウルに住んでいる私は、コロナの前に釜山に行って以来の旅行でしたので、約3年ぶりの釜山でした。今回は万博誘致のために関連の箇所を中心に回ったこともあり、今まで行ったことのない場所に行ったり、釜山という街について詳しい説明を聞いたりすることができたのがとてもよかったです。12月中旬でも気温は8度くらいと、ソウルに比べればずいぶん温かい気候も魅力的でした!
私の出身地である横浜は、1989年に埋立地の大規模再開発で博覧会を行いました。学校の行事で、博覧会に行ったのもよい思い出ですが、その跡地の開発や、新しい商業施設のできるワクワク感は今でもよく覚えています。小さな漁村だったという釜山が、今では韓国第二の都市になり、そして博覧会を誘致することになると想像すると、ワクワクしますね!Kカルチャーで韓国は今や世界の注目を集めているだけに、訪れる外国人も楽しいのではないでしょうか。2030年、釜山の世界博覧会誘致を応援していきたいです。
*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
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