名誉記者団

2026.08.05

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[文・写真=いとう めぐみ]

映画『顔ーかおー』(2025年/韓国)は2026年8月28日全国ロードショー。

ヨンサンホ監督作品『顔』特別試写会が開催

7月29日、韓国文化院のハンマダンホールにて行われた、韓国映画『顔ーかおー』の特別試写会に参加しました。

本作品は『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで知られるヨンサンホ監督が手掛けており、日本では8月28日に公開予定です。

試写会会場前に飾られていたポスター。「顔」のロゴには、ハングルで顔を意味する「얼굴」の文字が含まれています。(26年7月29日 筆者撮影)

試写会会場前に飾られていたポスター。「顔」のロゴには、ハングルで顔を意味する「얼굴」の文字が含まれています。(26年7月29日 筆者撮影)


『顔ーかおー』あらすじ

『顔ーかおー』は韓国経済が成長した1970年代と現代の韓国を舞台とした作品。「奇跡」と称賛される盲目の篆刻家のイムヨンギュとその息子のドンファンが主人公です。今回の試写会で登壇した俳優のパクジョンミンさんが、イムヨンギュの青年期とドンファンを一人二役で演じています。

物語は、失踪していたと伝えられていた、イムヨンギュの妻でありドンファンの母であるチョンヨンヒの白骨死体が現代の韓国で見つかるところから始まります。ドンファンが葬式にやってきたイムヨンギュの親戚の話を聞くと、チョンヨンヒは幼い頃に家族の前から姿を消していたということです。

その後ドンファンは、イムヨンギュを取材していたプロデューサーとともに、チョンヨンヒの足跡を辿ることになります。チョンヨンヒと若きイムヨンギュが生きていた時代、一体何が起こって、そしてなぜチョンヨンヒは今になって白骨死体で見つかったのか……。当時の関係者の証言を通じて、真相が徐々に明かされていくことになります。

ラストシーンを見たときに、なぜこの映画のタイトルが「顔」なのか合点がいきました。外見、美醜という普遍的なテーマを扱いながら1970年代の韓国の様子をダイナミックに描く、重厚な作品となっています。

主演のパクジョンミンさん(向かって1番左)と監督のヨンサンホさん(向かって右から2番目)が挨拶をされている様子。(26年7月29日 筆者撮影。試写会の撮影可能時間に撮影しました。)

主演のパクジョンミンさん(向かって1番左)と監督のヨンサンホさん(向かって右から2番目)が挨拶をされている様子。(26年7月29日 筆者撮影。試写会の撮影可能時間に撮影しました。)


監督と主演によるトークも!

試写会では、映画の上映前に監督のヨンサンホさんと主演のパクジョンミンさんが登壇しました。映画撮影時の裏話をはじめとするトーク、そしてサプライズで浅草の老舗手彫り印鑑・はんこ専門店「伊藤印房」代表の伊藤睦子さんと俳優の穂志もえかさんが登場しました。伊藤睦子さんからはヨンサンホさんとパクジョンミンさんに、2人の「顔」が彫られた判子のサプライズプレゼントがあり、その精巧さと手彫りならではのあたたかみに、2人とも感激した様子でした。

映画の上映後も、ヨンサンホさんとパクジョンミンさんが登壇し、観客からの映画に関する質問に回答しました。映画を観終わったばかりで興奮冷めやらない観客からの質問に、2人は丁寧ながらも時におちゃめな回答をしていました。2人が楽しそうにお話する様子をみて、会場中が和やかな空気に包まれる時間となりました。

最後のフォトタイム、はにかみながらも、観客に向かってポーズを決めてくれるお2人。(26年7月29日 筆者撮影。試写会の撮影可能時間に撮影しました。)

最後のフォトタイム、はにかみながらも、観客に向かってポーズを決めてくれるお2人。(26年7月29日 筆者撮影。試写会の撮影可能時間に撮影しました。)


『顔ーかおー』は8月28日 日本公開

映画『顔ーかおー』は2026年8月28日に公開予定です。美醜とは何かという誰もが考えたことのある問い、そして、偏見、格差、差別、暴力など現代にも蔓延る問題を、実直に描いた作品となります。誰にとっても心に刻まれる映画体験になるかと思いますので、是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

hjkoh@korea.kr