[文・写真=駒瀬元暉]
安養市にある伝統市場「安養中央市場」。現地住民の活気にあふれていました。
こんにちは!ソウル在住で、韓国街歩きが大好きな駒瀬元暉です。
突然ですが、韓国旅行が大好きな皆さんはこう思ったことはありませんか?
「現地住民になったように韓国を旅してみたい」
今回、そんな願いをかなえるスポットを2か所ご紹介します!観光ではなく、現地の人に溶け込んで韓国の街を旅する。
さあ、ソウルを飛び出し、
京畿道の安養市に出発です!
地下鉄1号線の安養駅。ソウル市内から楽にアクセスできました。
今回訪れた、ソウル近郊の都市 安養市(アニャン市)。初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はソウル市内から地下鉄1本、約30分でアクセス可能です!
ソウルに通勤、通学する人のベッドタウンの役割もあり、休日はソウルに劣らないほど多くの人で賑わっています。
そんな安養でまず訪れてもらいたいスポット…。それは駅から徒歩10分の距離にある、
安養中央市場です!
中央市場で最も有名なローカルグルメ、スンデコプチャン!
中央市場で韓国ローカルグルメ食べ歩き!
韓国でソウル以外の地方都市に行った時、私が必ず訪れるのは、そう市場です!
多くの都市に「中央市場」という名前で中心部に大きな市場があるのですが、名物の料理や庶民食堂、そして屋台が立ち並び、
グルメ食べ歩きを楽しめるのが魅力なんです!
さて、安養中央市場の目玉グルメというと、上にも写真がある「
スンデコプチャン」!
豚の腸で作った韓国式ソーセージのスンデ、そして韓国の焼肉文化を代表するコプチャン(ホルモン)。スンデとコプチャンだなんて、韓国を感じるにはこの上ない組み合わせですよね!
肝心のお味ですが、コプチャンが今まで食べたことのないくらいコリコリしていて噛み応えが最高でした!
また、エゴマの粉がたっぷりかけられているおかげで、赤い見た目の割に辛さもちょうどよかったです。甘辛くてご飯が進む絶妙な味でした!
しかも、これだけ量が多くて
1人10000ウォンというコスパの良さ。安く食べられるのも地方都市観光の魅力です!
中央市場のスンデコプチャン通り。細い路地にお店が所狭しと立ち並んでいる。
40年間、市民を支え続けた味
安養中央市場の名物 スンデコプチャンですが、市場内には「
スンデコプチャン通り」というスンデコプチャンの食堂が立ち並ぶ路地があります。私も今回、この路地の「ナジュ ワンボルチプ」(나주 왕벌집)というお店で食べました。
通りに面した店先のフライパンで、店主がスンデコプチャンを豪快に焼いている様子を間近で見ることができ、これまたローカルな魅力が満載でした!
さて、そんな中央市場のスンデコプチャンが有名になったのは、
1980年代にまでさかのぼるといいます。当時、学生や庶民のために安くボリュームのある料理を提供しようとスンデコプチャンのお店ができ始め、このような路地が形成されたそうです。
40年以上の年月が経ち、韓国社会は大きく変化しましたが、このスンデコプチャン通りの中には、人情溢れる雰囲気や安くて美味しい料理、昔からの活気が今でも残っています。
外の街並みがどれだけ姿を変えようとも、昔の空気があの頃のまま生き続けている。それが韓国の伝統市場に行きたくなる理由です。
はちみつホットク。私が市場で必ず買ってしまう食べ歩きグルメです。
もちろん、スンデコプチャン以外にも数多くの絶品グルメを楽しめます!
韓国市場定番のトッポギ、キンパやプンオパンから、トーストサンドイッチ、タッカンジョン(韓国式から揚げ)など、食べ歩きだけでお腹いっぱいになるほどのお店の数です。
私が市場グルメの中で特に大好きなのは、
はちみつホットク!
カリカリの食感と中の甘いはちみつ、そして注文を受けてからその場で鉄板で焼いてもらえるため、とってもアツアツでいただけるんです!これから寒い季節にピッタリの市場グルメですので、皆さんもぜひはちみつホットクを食べてみてください!
ソウルのベッドタウンらしく、安養中央市場は本当に多くの人で賑わっていました。
歩くだけで楽しい市場散歩
市場グルメでお腹を満たした後は、ぜひ市場の中を自由に歩き回ってみてください。
現地の方々のリアルな暮らしをのぞくことができるからです。
道の真ん中にずらりと並ぶ生鮮食品の露店、山積みにされた高麗人参、店先で声を張り上げて客寄せをする店主の姿…
そんな賑やかな市場を歩いている時、自分が観光客だという事実を忘れ、ここで生活する住民の1人になったかのように思えてくるんです。
ソウルの市場ではなく、郊外の市場だからこそ庶民の実際の暮らしぶりを見ることができるのかもしれません。当然、店員さんも自分を観光客としてではなく一般の住民として接客をしてくれます。
ありのままの韓国を感じたい。そんな方に安養中央市場を自信を持ってオススメしたいと思います!
ヨーロッパの街並みを切り取ったかのような風景。穴場のカフェ通りです!
安養の小さなヨーロッパ!?トッケビのロケ地になった「東便村カフェ通り」
ローカルさあふれる市場の次は、それとは正反対の魅力を持つ、スタイリッシュなカフェストリート。その名も「
東便(トンピョン)村カフェ通り」です。
新都市の高層マンションが立ち並ぶ仁徳院駅。マンション街の中に突然現れるヨーロッパ風のカフェ通り。東便村は韓国らしいロマンチックな街並みを感じられる穴場スポット。
一世を風靡した大人気ドラマ トッケビのロケ地としても使用された、雰囲気の良い景色が続いています。
今回訪れたカフェ、cote montmartre。自家製ソルベが可愛くて美味しい!
現地住民のように休日のゆったりした時間を過ごす
東便村の歴史は新しく、2012年に元々田園だった場所を新都市として開発し、住民が休める緑地やカフェができたことに始まります。
ヨーロッパ風の外観のカフェに入ると、インテリアにもオーナーのこだわりが詰まっていて、掛け絵や小物の一つ一つまで絵になる空間。
さて、オシャレなカフェ通りは韓国のあちこちにありますが、今回私が感じた東便村カフェ通りの魅力は、
観光客より地元の住民が圧倒的に多いところ。
観光エリアではなく新都市の中、さらにソウルの郊外に位置していることから、カフェの利用客は主に周辺の住民。皆さん家族や仲間と休日のゆったりした午後を満喫していました。
2軒目に訪れたカフェ、DRAWNING COFFEE。テラス席で休む至福のひとときでした。
東便村のカフェはテラス席がついたお店が多く、外をゆったり眺めながら休む時間は最高に優雅な時間…
家の近くにこんなにオシャレなカフェがあって、毎週立ち寄ることができる地元の方がうらやましくなってしまいました(笑)
景色だけでなく、もちろんコーヒーの味も最高。
自家焙煎のコーヒーはコクがあり、カフェでの時間を更に彩ります。
韓国のローカルな街の活気を味わえるのが安養中央市場なら、東便村カフェ通りは、
韓国の新都市の穏やかな日常にゆったり浸れる空間でした。
都会の喧騒さを忘れさせる穏やかな街並みでした。
安養市で暮らすように韓国を旅してみよう
ここまで、安養中央市場と東便村カフェ通りを紹介してきました。タイトルの通り、安養はソウルのすぐ近くにありながら、観光客から現地住民になって韓国を旅できる街だと感じました。
ソウル市内からも地下鉄1本でアクセスが可能ですので、ぜひ韓国のリアルな暮らしぶりをのぞきに訪れてみてください!
*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
hjkoh@korea.kr