去年12月、韓国科学技術院(KAIST)内でオープンした「グローバル人材ビザセンター」=法務部
[ミン・イェジ、イ・ギョンミ]
韓国内で修士・博士課程を終えた科学・技術分野の外国人人材に対する滞在支援が強化されることになる。
法務部は17日、「科学・技術分野優秀人材の永住帰化ファーストトラック制度(Fast-track program with Assistance system for global talents in Sci & Tec)」を今年上半期に導入する予定だと発表した。科学・技術分野の優秀人材を積極的に発掘し、未来の中心となる人的資源を確保するためである。
対象となるのは、韓国に入国した外国人留学生のうち、第4次産業革命と国家経済発展に密接な関連のある37の理工系特化大学及び研究機関で修士・博士を取得した人。この制度が施行されると、留学生ビザ保持者が永住権または国籍を取得するまでにかかる期間が従来の6年から3年に短縮され、手続きの段階も5段階から3段階に縮小される。
留学生(D-2)は、これまでは学位取得と韓国内での就職を同時に行った場合、専門職ビザ(E-1,3,7)に変更してから3年が過ぎないと居住ビザ(F-2)を取得することはできなかったが、同制度が導入されると、就職しなくても学位さえ取得すればすぐF-2ビザを取ることができる。ただし、研究を続けなければいけないという条件がある。
F-2ビザ取得後、研究実績が優秀であれば直ちに特別帰化が可能となり、研究を継続すると3年後に永住権(F-5)が取得できる。永住権や国籍を取得する際に必要だった所得の条件が除外される。
法務部は、留学生の管理、担当者の指定、一対一の相談やコンサルティングなどの支援があることも明らかにした。
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