米ニューヨークの国連本部庁舎=国連メディア公式サイト
[キム・へリン]
韓国は国連安全保障理事会の非常任理事国としての任期終了(現地時間31日)を前に、「グローバル中枢国家」としての存在感を示した。
韓国はこの2年間、韓半島問題にとどまらず、国際社会の平和と安全を左右する安保理で重要な役割を果たし、懸案事項の議題設定を主導したと評価されている。
韓国は任期中、国際法上拘束力のある安保理決議案87件(12月21日現在)の採択に深く関与し、実質的な影響力を発揮した。イエメン・スーダン関連制裁委員会では議長国を務め、制裁の履行状況を監視。PKOワーキンググループ議長国として、世界各地の平和維持・構築活動の効率向上にも貢献した。任期最終日の31日まで、安保理傘下の対テロ事務局(CTED)の任期延長表決に参加するなど、国際平和への対応に責任を果たす。
人工知能(AI)とサイバー安保を国際政治の重要課題として位置付けた点も評価される。今年9月、韓国の大統領として初めて安保理会議を直接主宰し、「AIと国際平和・安全保障」について議論した。この会議では、AIが安全保障上の脅威であると同時に新たな機会でもあることが示された。また、6月には「サイバー空間の脅威と国際平和・安全保障」をテーマに公開討議を開き、デジタル空間における国際秩序の構築を主導した。
韓国の役割に対する国連内での評価も肯定的だ。国連事務局や理事国は、「韓国は中東・アフリカ・ヨーロッパ・アジア太平洋など各地域の紛争対応や平和維持・平和構築、不拡散、対テロの分野で、実質的かつ積極的に貢献した」と評価した。外交部は「AIに関する高位級公開討議は、AIを国際安全保障の重要議題として位置づける契機となった」と伝えた。
外交部は「任期を通じ、韓国の外交の視野を韓半島にとどまらず地球規模に広げる契機となった」と評価した。韓国政府は、任期終了後も国連や加盟国との協力を基盤に、国際平和の促進や国連活動への貢献を継続する方針だ。
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