首脳会談を前に、握手を交わす李在明大統領(右)とフランスのエマニュエル・マクロン大統領=3日、ソウル、聯合ニュース
[シャルル・オドゥアン]
3日、李在明(イ・ジェミョン)大統領は、韓国を国賓訪問したフランスのエマニュエル・マクロン大統領と青瓦台(チョンワデ)で首脳会談を行った。会談で両首脳は、先端産業とエネルギー分野での協力を全面的に拡大することで一致した。
フランスの首脳の訪韓は、2015年以降、11年ぶり。李政権発足後、欧州首脳の国賓訪問は初めてで、両首脳の会談は、昨年のG7・G20会議に続き、3回目となる。
李大統領はこの日、青瓦台で開かれた共同記者発表で、「フランスは、1886年の国交樹立以来、140年間にわたり、韓国を隣でしっかりと支え続けてくれた大切な友人」と強調した。
続いて、「韓国戦争の際は、戦友として共に戦い、韓国の産業が発展する過程では、原子力や高速鉄道、生命工学などの分野を支えるパートナーとして共に歩んできた」とし、「今や、互いにK-POPとK-コンテンツを楽しみ、友好と信頼の関係を強めている」と述べた。
両首脳は、両国の関係を発展させていくという確固たる意志が込められた共同声明を採択し、3件の協定を改定。計11件の覚書も締結した。今後、貿易・人工知能(AI)・宇宙・エネルギー・防衛産業・教育・研究・文化・国際報勲・人的交流など、様々な分野で協力が大幅に拡大される見通しだ。
特に、昨年、過去最高(150億ドル)となった両国の貿易額を、2030年までに200億ドルへと拡大することで合意した。また、人的交流の拡大に向け、ワーキングホリデーの対象年齢を18~30歳から18~35歳まで引き上げることにした。
李大統領は、マクロン大統領が6月にフランスのエビアンで開かれるG7首脳会議に韓国を招待したことに謝意を伝え、「両国は、『グローバルな戦略的パートナー』として、地球規模の課題への対応を一層強化することにした」と述べた。
中東での戦争が長期化する中、両国の協力の在り方については、「中東戦争がもたらした経済・エネルギー危機に共同で対応すべく、政策の経験と戦略を共有し、世界経済をめぐる不確実性の解消に向けて共に取り組むことにした」と述べた。また、「原子力および洋上風力の分野で協力を拡大してエネルギー安全保障を強化する一方で、ホルムズ海峡内の安全な海上輸送路を確保するために協力するという意志も確認した」と説明した。
マクロン大統領は、「会談で確認された真摯な姿勢と相互信頼に大きな感銘を受けた」とし、「今回の訪問を契機に、両国関係をさらに発展させ、平和と相互尊重の世界を実現するため、共に努力していこう」と応じた。
マクロン大統領が、ソウル・龍山(ヨンサン)区の戦争記念館を訪れ、フランスの韓国戦争参戦記念碑に献花する様子=2日、ソウル、パク・デジン
マクロン大統領は、首脳会談後、韓国・フランスの国交樹立140周年を記念し、約140人の両国各界の関係者が出席する昼食会に参加する予定だ。この場には、フランス側の名誉大使を務めるK-POPグループ「Stray Kids」のフィリックスさんや女優のチョン・ジヒョンさんなどが参加する。
続いて、延世(ヨンセ)大学で講演を行い、「韓国・フランス経済界未来対話」に出席する。さらに、文化関係者との晩さん会に臨んだ後、ソウル空港から専用機で出国する予定だ。
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