政策

2026.07.09

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領夫妻主催の公式歓迎晩餐会で言葉を交わす李在明大統領(右)と米国のトランプ大統領=7日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領夫妻主催の公式歓迎晩餐会で言葉を交わす李在明大統領(右)と米国のトランプ大統領=7日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台


[ホン・アンジ]
[写真=大韓民国 青瓦台]

李在明(イ・ジェミョン)大統領は、トルコ滞在の2日間、北大西洋条約機構(NATO)防衛産業フォーラムでの基調演説をはじめ、米国、ノルウェー、ウクライナ、ルーマニアなど、主要国の首脳と相次いで会談に臨み、外交、防衛産業、地政学的懸案に及ぶ多角的な成果を導き出した。

今回の日程で最も注目を集めたのは、トランプ米大統領との会談である。李大統領は、エルドアン大統領夫妻が主催した晩さん会の席で、先月の主要7カ国(G7)首脳会議以来、約3週間ぶりにトランプ大統領と再会した。

両首脳は、前回のG7首脳会議でトランプ大統領から要請のあった「軍用船(軍艦)の建造」をめぐり、具体的な方策を検討するための実務協議を継続していくことで一致した。

李大統領は、韓国企業の優れた造船能力を紹介し、積極的に協力していく意向を示した。また、両首脳は、以前約束したゴルフ会談について、李大統領の訪米に合わせて行う方向で調整していくことを確認した。

ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相との首脳会談を前に握手を交わす李大統領=8日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台

ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相との首脳会談を前に握手を交わす李大統領=8日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台


同日、李大統領は、ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相と初の会談を行い、再生可能エネルギー、造船・海洋、防衛産業分野における実質的な協力拡大について協議した。特に、ノルウェーが「K9自走砲」や「天舞(チョンム)多連装ロケット砲」など、韓国の兵器システムに示してきた信頼を基盤に、先端防衛技術分野での連携を強化していくことで一致した。

李大統領は会談中、ノルウェーのワールドカップのベスト8進出に祝意を示し、和やかな雰囲気を演出した。また現在、現地を訪問中の韓国水産代表団がノルウェー産サバの輸入量を追加で確保できるよう、政府レベルでの協力も呼びかけた。

首脳会談を前にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と握手を交わす李大統領=8日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台

首脳会談を前にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と握手を交わす李大統領=8日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台


ゼレンスキー大統領との初の首脳会談では、戦後復興や安全保障上の懸案について踏み込んだ協議が行われた。

李大統領は、韓国政府による「対ウクライナ1億ドル規模の包括的支援公約」について説明し、復旧・復興に向けた継続的な関与の意思を表明した。これに対し、ゼレンスキー大統領は謝意を示し、韓国企業の進出に強い期待を寄せた。特に両首脳は、敏感な国際問題となっている「ウクライナ国内の北朝鮮兵捕虜問題」について、当事者の自由意思を尊重し、国際法と人道主義の原則に沿った形で解決を図っていくことで原則的な合意に達した。

ルーマニアのニクショル・ダン大統領とNATO首脳会議場で首脳会談を行う李大統領=8日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台

ルーマニアのニクショル・ダン大統領とNATO首脳会議場で首脳会談を行う李大統領=8日(現地時間)、アンカラ、大韓民国 青瓦台


最後に李大統領は、ルーマニアのニクショル・ダン大統領と会談し、防衛産業や原子力発電などの戦略分野における協力が拡大していることを評価した。

また、今年2月に着工したK9自走砲の現地工場に触れ、韓国企業は、単なる取引関係を超え、技術開発、共同生産、さらには第三国への共同進出にまで至る深い信頼関係へと発展することを期待していると述べた。これに対し、ダン大統領は、韓国の防衛産業企業の現地化戦略と優れた技術力を高く評価し、今後、協力をさらに幅広く拡大していく考えを示した。.

NATO首脳会議を契機に、主要国との一連の二国間外交を成功裏に終えた李大統領は、次の訪問先であるモンゴルを訪問し、アジア地域における外交の多角化に向けた取り組みを続ける。

shong9412@korea.kr