AMCHAMの懇談会で、政府の経済ビジョンを紹介し、韓米間の経済協力強化に向けた政府の意向を表明するク副首相兼財政経済部長官=19日、ソウル、財政経済部
[ソウル=ユン・ソジョン]
具潤哲(ク・ユンチョル)副首相兼財政経済部長官は、「フィジカルAI時代には韓国の強みが発揮される」と述べ、「韓米間の活発な協力関係が続けば、AI時代に世界最高水準の付加価値を生み出す『ウィンウィンの関係』を築ける」と強調した。
ク副首相は19日、在韓米国商工会議所(AMCHAM)がソウルのグランド・ハイアット・ソウルで主催した懇談会で、李在明(イ・ジェミョン)大統領が出席したサンフランシスコAIサミットで、韓国企業と米国のビッグテックとの間で9500億ドル規模の協力合意が成立したことは、「韓国が世界のAIサプライチェーンの中核拠点として有望であることの証左だ」と述べた。
さらに、「韓国はインフラや半導体、AIモデルなど、AIエコシステム全般にわたる製造能力やノウハウを持ち、豊富な現場データも蓄積している」とし、「こうした強みを生かし、政府は3大メガプロジェクトを通じてAIの中核分野を集中的に育成し、総力を挙げて支援していく」と述べた。
この日の懇談会でク副首相は、政府の経済ビジョンやAI・金融ハブへの飛躍戦略を紹介し、潜在成長率3%台、輸出世界4位、国民所得5万ドルの達成を目指す「3・4・5ビジョン」について説明した。また、同ビジョンの柱となる「3大メガプロジェクト(半導体・AIデータセンター・フィジカルAI)」の一環として、「フィジカルAIを国家戦略産業として育成し、製造業の競争力を一段と高める」と述べた。
ク副首相は「3・4・5ビジョン」の実現に向け、資本市場の役割が重要だと強調した。商法改正や韓国国債の世界国債指数(WGBI)への組み入れ、「ウォン国際化ロードマップ」、外国為替市場の24時間運営体制への移行など、国際基準に合わせて外国為替制度の整備を進める政府の取り組みについて説明した。
続いて、4月にAMCHAMが政府に提出した「韓国金融ハブ推進戦略」報告書に触れ、「AMCHAMの提言を反映し、外国銀行の国内支店による外貨借り入れの届け出基準と資金統合管理の上限を、現在の5000万ドルから1億ドル以上に引き上げることにした」と明らかにした。
冒頭発言に続いて行われたジェームズ・キムAMCHAM会長との対談で、ク副首相は「3・4・5ビジョン」の実現に向けた主要課題や中長期的な成長の方向性、韓国を世界的なAIハブへと発展させる戦略、金融市場へのアクセス改善に向けた課題などについて意見を述べた。特に、「AMCHAM AIリーダーシップ委員会」と政府との協力策についても話し合った。
韓米間の3500億ドル規模の戦略的投資の実行策について、ク副首相は、6月に「韓米戦略投資公社(KUIC)」が正式に発足し、投資を進めるための制度的な基盤が整ったと説明した。その上で、今後は両国の民間部門が事業性と互恵性を備えたプロジェクトを共同で発掘していくことが重要だと述べ、AMCHAMに両国の架け橋となることを期待すると語った。
ジェームズ・キムAMCHAM会長は、「韓国企業が世界のサプライチェーンにおける役割を拡大する中、韓国は世界で進むAIへの移行をけん引する中核国として台頭している」と述べ、「今こそ韓国が投資とイノベーションを先導する金融・ビジネスのグローバルハブへと飛躍する好機だ」と評価した。
ジェームズ・キムAMCHAM会長に韓米経済協力の強化に向けた政府の政策方針を説明するク副首相兼財政経済部長官(左)=19日、ソウル、AMCHAM
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