マクロン大統領との拡大首脳会談に臨む李在明大統領=8日(現地時間)、パリ、大韓民国 青瓦台
[イ・ジイェ]
李在明(イ・ジェミョン)大統領のフランス国賓訪問を契機に、韓国とフランスは、協定および了解覚書(MOU)計16件を採択し、両国間の協力分野をさらに拡大した。
このうち9件は、8日(現地時間)、李大統領とフランスのエマニュエル・マクロン大統領との首脳会談直後、両首脳が出席する中で交換された。今回の国賓訪問は、4月に訪韓したマクロン大統領への答礼訪問として行われた。
李大統領は、フランス大統領府のエリゼ宮で、マクロン大統領と約2時間にわたり単独での昼食会を行った後、両国の代表団が参加する拡大首脳会談に臨んだ。会談直後の署名式では、国防、航空、人工知能(AI)・半導体・量子技術、原子力、産業競争力、知的財産、宇宙、文化協力など、9分野の協力文書が締結された。続いて、サムスン電子とフランスのAI企業であるミストラルAIとの間で、投資協定の締結式も行われた。
両国は、2001年に締結された「軍事情報包括保護協定」の改正議定書に署名した。改正では、フランスの新たな秘密区分制度を反映するとともに、軍事機密の閲覧を制限する権限に関する規定が新設され、情報セキュリティーが大幅に強化された。これにより両国は、軍事情報の交換体制をさらに高度化し、国防協力を深化させるための制度的基盤を整えた。また、両首脳は、物品役務相互提供協定についても早期に締結することで一致した。
さらに、先端技術分野における実質的な協力も具体化した。両国は、4月に署名した協力意向書のフォローアップとして、AI・半導体・量子技術分野での協力に関するMOUも締結した。両国のAIスタートアップによる相互市場への進出を拡大するとともに、企業や研究機関による共同研究開発(R&D)を積極的に推進することを目指す。
共同記者発表の後、李大統領とマクロン大統領はマリニー迎賓館に移動し、両国の企業20社が参加する「韓国・フランスビジネス・ラウンドテーブル」に出席した。両首脳はこの場で企業関係者らと意見を交わし、両国の企業間の交流と投資の拡大を呼びかけた。
国家安保室のウィ・ソンラク室長はブリーフィングで、「5カ月ぶりに実現した相互国賓訪問により、両首脳の信頼と絆がより強固なものとなった」と述べ、「これを基盤に、両国の協力をさらに具体的かつ実質的なものへと発展させていく足がかりを築いた」と評価した。
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