「第1回韓・中央アジア首脳会議」で、中央アジア5カ国の首脳らと会議を行う李在明大統領=16日、ソウル、大韓民国 青瓦台
[グエン・ティタイ・ウィン]
韓国と中央アジア5カ国は、初の多国間首脳会議を契機に「ソウル宣言」を採択し、今後30年間にわたる協力の基盤を築いた。
青瓦台(チョンワデ)のソン・ギホン広報疎通首席秘書官は16日、書面によるブリーフィングで、李在明(イ・ジェミョン)大統領が同日、ソウルで「韓・中央アジアの協力の方向性およびイノベーション・繁栄・連結性強化に向けたパートナーシップ」をテーマに開催された「第1回韓・中央アジア首脳会議」を主宰したと発表した。
李大統領は、韓国と中央アジアの共同繁栄に向けた5つの柱として、「パートナーシップ」、「平和」、「互恵的な実質協力」、「未来志向の協力」、「人と人とのつながり」を挙げた。双方は首脳会議を定例化し、「ソウル宣言」を今後の協力に向けた共通の指針とすることで合意した。
平和・安全保障分野では、北朝鮮の核問題の解決や南北対話の再開、休戦体制から平和体制への移行に向けた韓国政府の取り組みに対し、中央アジア5カ国に継続的な支持を求めた。韓国は、テロリズムや越境犯罪、サイバー脅威など、国境を越える課題の解決に向け、中央アジア諸国と経験や能力を共有することで一致した。
経済分野では、中央アジアの資源や市場と韓国の製造能力・技術力を組み合わせ、「互恵的なバリューチェーン」を構築することで合意した。重要鉱物やエネルギー、農業・畜産業などの現地での加工・製造を拡大し、中央アジアの付加価値と雇用を増やす一方、韓国のサプライチェーンと市場の多角化を進める方針だ。また、双方は「韓・中央アジア産業およびサプライチェーン協力に関する了解覚書(MOU)」を締結し、「韓・中央アジア産業長官協議体」を新設した。
将来の連携強化に向け、「韓・中央アジア未来人工知能(AI)および科学技術パートナーシップ・イニシアチブ」と「韓・中央アジア気候・エネルギー・環境イニシアチブ」も採択された。AI・科学技術分野における政策や人材の交流を拡大するとともに、水資源管理、森林再生、エネルギー転換など、気候協力を強化することで一致した。
さらに、来年には、中央アジアへの高麗人の定着90周年を記念する事業を共同で推進する。技術人材や専門家を共同で育成し、学生・研究者・企業関係者の交流を拡大する。航空・観光分野での協力に加え、留学生・産業人材・公務員の交流も強化していく方針だ。
李大統領は、「今回の首脳会議が未来のパートナーシップに向けた新たな出発点となる」と強調した。韓国と中央アジア5カ国の首脳は、2年後にカザフスタンで2回目の会議を行うことで合意した。
一方、李大統領と中央アジア5カ国の首脳は同日午後、ソウルのウェスティン朝鮮ホテル・グランドボールルームで開かれた「第1回韓・中央アジアビジネスサミット」に出席し、夜には公式晩さん会を共にした。
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