地球温暖化の影響により、独特な姿と華やかな色の世界でも珍しい熱帯・希少鳥類が韓国で発見され、関心を集めている。
暖帯亜熱帯山林研究所は先日、チェジュ(済州)島と朝鮮半島南端で頻繁に目撃される希少鳥類の中で独特な特徴を持った3種類の鳥を紹介した。

「妖精鳥」という別名を持つヤイロチョウ
ヤイロチョウ(Fairy Pitta、学名:Pitta nympha)
「妖精鳥」とも呼ばれるヤイロチョウは、8種類以上の色を持つ神秘の鳥だ。背中は緑色、腰は水色、腹は赤、脚はピンクで、目には黒い線が、眉には濃い黄色の線があるのが特徴だ。この鳥は、5月中旬から下旬にかけて済州島にやって来て、6月から繁殖し、9月下旬から10月初旬にかけて越冬地であるボルネオ島に帰っていく。主にじめじめした薄暗い森や渓谷の近くに生息する。暖帯亜熱帯山林研究所によると、絶滅危惧種であるヤイロチョウは、世界で2,500~1万羽ほどと推定され、韓国では70組程度確認されている。

自分の体よりもはるかに長い尻尾と青い目もとが魅力のサンコウチョウ
サンコウチョウ(Black Paradise Flycatcher、学名:Terpsiphone atrocaudata)
サンコウチョウは、自分の体よりもはるかに長い尻尾と蛍光を発する青い目もと、くちばしが特徴だ。尻尾が長いのはオスで、オスは全長48センチ、メスは19センチほどだ。5月中旬頃に朝鮮半島に姿を見せ、渓谷や森などの枝や蔓の間にコケや乾いた茎、クモの巣などで巣をつくり、まだら模様の卵を一度に3~4個生む。

高く澄んだ鳴き声が特徴のウチヤマセンニュウ(ウグイス科)
ウチヤマセンニュウ(Styan’s Grasshopper Warbler、学名:Locustella pleskei)
主に南西海岸の無人島で観察されるウチヤマセンニュウは、高く澄んだ鳴き声が特徴だ。韓国のほか日本や極東ロシアだけで繁殖し、これまで越冬地として知られているのは香港だけだ。一般的に体の外側は茶色で、下は薄い黄色だ、現在、世界に生息する個体数は1万羽以下と推定されている。
鳥類・環境分野の専門家らは、済州島は餌が豊富で、繁殖に適した場所が多いことが亜熱帯性鳥類が増えている主因と見ている。
コリアネット イ・スンア記者
写真提供: 暖帯亜熱帯山林研究所
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