囲碁人工知能との対局の第1局で勝利を収めた李世ドル九段(右)=19日、ソウル、聯合ニュース
[ゾン・ハン、キム・ウニョン]
韓国のプロ囲碁棋士、李世ドル(イ・セドル)九段が18日、ソウル市内で韓国製の囲碁人工知能(AI)「ハンドル」との引退対局第1局に臨み、92手で黒番中押し勝ちを収めた。
李九段は3年前、米グーグル傘下・英ディープマインドが開発した囲碁AI「アルファ碁」と対局し、負けている。この日の対局は2子局、コミ7目半と李氏に大きなハンディを与える方式で行われた。
李九段は第1局で勝利を収め、インタビューで「勝ち負けよりもAIと人間との違いが分かる対局だった」とし、「人間として最善を尽くすことが私にとっては最後の勝負だ」と述べた。
「ハンドル」はNHNが開発した囲碁AIで、今年1月に5人の九段との5連戦で全勝した。8月に中国で開催された囲碁AIの世界大会では3位だった。
hanjeon@korea.kr