「サムスンタウン」でサムスン電子の様々な製品を体験する来場者=サムスン電子
[ミン・イェジ]
欧州最大の国際家電見本市「IFA2022」が6日(現地時間)、幕を閉じた。今年のキーワードは、家の内外のすべての機器がつながる「超連結」と、省エネで環境にやさしい「エコ」だった。韓国からは、サムスン電子やLG電子を含め、過去最多となる160社以上が参加した。
サムスン電子は「シティキューブ・ベルリン」ビルを、業界最大規模の1万72平方メートル(約3050坪)の「サムスン・タウン」にした。寝室やホームオフィス、キッチンなど、7の居住スペースからなる「SmartThingsホーム」を訪れた来場者らは、複数のスマートデバイスを一つのアプリで1カ所で制御できることを経験した。LG電子は「LG ThinQ」を通じての連結性を強調し、大きさ3610平方メートルの単独展示館を運営した。
特に注目を集めたのは、製造会社の異なる複数の家電を一つのアプリで制御する「HCA(Home Connectivity Alliance)」の試演だった。例えば、サムスン電子のアプリでLG電子の冷蔵庫、GEのオーブンを操作できる、といったことだった。HCAは、スマートホームの拡大に向け、サムスン電子、LG電子、GE、ハイアール、エレクトロラックスなど、13社が作った非営利団体。1社の一つのアプリで他社のデバイスまで制御できるようなサービスを提供するために去年8月に設立された。
議長社を務めているサムスン電子が今年1月、CES(北米の電子機器関連見本市)で、家電メーカー間の連結を目指すと宣言してから8カ月で、15種類の製品・42の機能を各社のアプリで制御する様子を今回のIFA2022で披露した。
HCAのチェ・ユンホ代表は「今年は『Any APP、Any Device』を掲げ、連結に集中した」とし、「家庭で消費されるエネルギーの6~7割を占める、空調を含む大型家電のエネルギー消費を抑えるのが目標」と話した。連結性を高めると同時に省エネを図る。
「サムスンタウン」のSmartThings Playground Fitness Zone=サムスン電子
欧州でエネルギー危機が深刻化している中、エコを掲げた家電も目を引いた。温室効果ガス削減に関する政策が強化し、再生可能エネルギーの割合を高めている欧州では、エネルギー効率が高く、環境に配慮した家電への需要が多いからだ。
サムスン電子は、欧州におけるエネルギー効率ラベルで最も高い効率より電力消費量を10%抑えた冷蔵庫、60%減らした洗濯機、20%減のエアコンを公開した。シミュレーションの結果、AIエネルギーモードで電子製品を使用する場合、世帯全体のエネルギー消費量を、従来より15~20%減らすことができたという。
LG電子も、エネルギー効率ラベルAの製品に比べ、冷蔵庫の電力消費量を年間10%減らした冷蔵庫を発表した。再生プラスチックを製品の外観に活用したテーブル型空気清浄機など、環境にやさしい家電も披露した。
サムスン電子・生活家電事業部のヤン・ヘスン副社長は「IFA2022を機に、消費者とのやり取りを通じて家電に盛り込もうとしたのは、持続可能な住居に向けたビジョンだった」とし、「さらに効率的な製品を作る」と強調した。
「IFA2022」LG電子の展示館=メッセ・ベルリン
中小企業やスタートアップ企業が出品した独特な家電も多くの人の目を奪った。
「グローバルマーケット」展示館に設けられた、韓国の優秀中小企業50社が参加するブースでは、BUMIL(ボミル)産業が出品した「インスタントラーメン即席調理器」がバイヤーから注目された。韓流拡散の影響で韓国料理への関心が高まっていることや、簡単にラーメンを作れるというメリットが影響したとみられる。
韓国のスタート企業「MACROACT(マクロアクト)」が出品した、自立型人工知能(AI)ペットロボット「マイ・キャット」は、顔・音声認識などで相手の感情を確認し、反応する技術を披露した。「マイ・キャット」は、初めて見る人は警戒するが、しばらくやり取りをすることで、感情を読み取るようになり、愛嬌を振りまく姿を見せた。
jesimin@korea.kr