衛星管制地上局で「ファルコン9」の打ち上げを見守る韓国航空宇宙研究院の研究員ら=3日、宇宙航空庁
[カン・ガヒ]
韓国航空宇宙産業(KAI)が民間主導で開発した初の国産衛星「次世代中型衛星(チャジュン)2号」の打ち上げに成功した。
国土交通部と宇宙航空庁によると、衛星は3日午後3時59分(韓国時間)、米カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地 から、SpaceXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられた。
打ち上げから約60分後にロケットから正常に分離され、その後の5回にわたる通信もすべて成功した。
チャジュン2号は、500キロ級の標準衛星プラットフォームの確立と民間への技術移転を目的に開発された地球観測衛星だ。重量は534キロで、白黒0.5メートル、カラー2メートル級の高解像度観測能力を備えている。
今回の衛星はKAIが主導して開発したもので、民間主導による初の事例となった。KAIは2015年に1号機開発事業への参画を通じて技術移転を受け、2018年から2号機の開発を主導してきた。
今回の事業では、KAIをはじめハンファシステムズなどの民間企業が参画した。これにより、従来の政府出資研究機関中心だった衛星開発体制が、民間主導へ移行する転機になるとの見方もある。
チャジュン2号は約4カ月間の初期運用を経て、今年下半期からチャジュン1号とともに、国土管理や災害対応などに活用される予定だ。
オ・テソク宇宙航空庁長官は「チャジュン2号の打ち上げ成功は、民間主導のニュースペース時代を切り開く重要な節目だ」と述べた。その上で、「標準プラットフォームを基盤とした低コストかつ多用途な中型衛星の開発を通じ、今後は海外市場への進出も期待される」と語った。
kgh89@korea.kr