KAISTの研究チームが、皮膚の切開や採血をせずに糖尿病性潰瘍患者の傷の状態をリアルタイムで確認できる「スマートドレッシングパッチ」を開発した=KAIST
[コ・ヒョンチョン]
韓国科学技術院(KAIST)の研究チームは、皮膚の切開や採血をせずに、糖尿病性潰瘍患者の傷の状態をリアルタイムで確認できる「スマートドレッシングパッチ」を開発した。
KAIST機械工学科のパク・インギュ名誉教授らの研究チームは、国立ハンバッ大学、韓国機械研究院、米カリフォルニア工科大学と共同で、無線・無電源型の光電子センサーパッチを開発したと14日に発表した。
このパッチは、患部のブドウ糖濃度や酸性度(pH)、温度変化を同時に測定できる。傷の状態が悪化するとドレッシングの色が変化し、異常の兆候を視覚的に確認できる。
パッチは近距離無線通信(NFC)技術を採用しており、バッテリーなしで動作が可能。スマートフォンを近づけると電力が供給され、データも同時に送信される。患者や医療従事者はスマートフォンで患部の状態をリアルタイムで確認できる。
これにより、採血を繰り返す負担を減らしながら患部の状態を継続的に管理できるため、糖尿病患者の治療や日常管理の負担軽減につながると期待されている。
研究成果は、国際学術誌「Advanced Functional Materials」の2026年3月26日号に掲載され、表紙論文に選ばれた。
hjkoh@korea.kr