科学技術情報通信部と韓国基礎科学支援研究院が放射光加速器建設予定地で「韓国セビッ加速器」の着工式を開催した=27日、忠清北道・清州市、韓国基礎科学支援研究院
[シャルル・オデゥアン]
韓国の多目的放射光加速器「韓国セビッ加速器(KLS、Korea Light Source)」が27日、本格的な建設に着手した。
科学技術情報通信部と韓国基礎科学支援研究院(KBSI)は同日、政府や科学界の関係者、地域住民ら約300人が参加する中、忠清北(チュンチョンブク)道・清州(チョンジュ)市・梧倉(オチャン)邑の建設予定地で着工式を開催したと発表した。
放射光加速器は、電子を光速(秒速約30万キロメートル)近くまで加速し、強力なX線を生み出す大型研究施設だ。「巨大な顕微鏡」とも呼ばれ、物質の構造や特性を原子レベルで精密に解析できる。
韓国セビッ加速器は、現在、慶尚北(キョンサンブク)道・浦項(ポハン)で稼働している放射光加速器と比べ、100倍高い輝度の放射光を生み出すことができる。半導体や新薬開発、電気自動車用バッテリー、新素材の構造解析など、幅広い研究分野での活用が期待されており、2029年末までに忠清北(チュンチョンブク)道・清州(チョンジュ)市に整備される予定だ。
完成すれば、韓国はフランス、米国、中国、日本、スウェーデンに次いで、世界で6番目に円形放射光加速器を保有する国となる。
科学技術情報通信部は、「研究者や産業界が世界最高水準の研究インフラを活用できるよう、加速器の整備を成功に導くため最善を尽くす」としている。
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