光化門広場の完成予想図=ソウル市
[イ・ギョンミ]
ソウル中心部の光化門広場を歩行者中心の空間にするための工事が約50%程度進んでいる中、ソウル市は25日、工事を6月までに終えて7月にはリニューアルオープンすると発表した。2020年11月に工事が始まってから約1年8か月ぶり。
まず、従来の車道を減らし、歩道を広げる。完工する広場の総面積は4万300平方メートルで、サッカー場の6倍ほどの広さ。従来(1万8840平方メートル)より2.1倍広い。幅も従来より1.7倍拡大され、市民が快適に行き来できるようになる。
特に、総面積の約25%は緑に囲まれる。季節に合わせて花や樹木を植え、都心の真ん中でも四季を感じられるようにする。また、誰もが利用できるベンチなども設置する。
水を活用した施設も設置される。韓国の主な歴史的な出来事を表記した長さ260メートルの「歴史水路」、子どもたちが楽しめる「トンネル型噴水」も設置される。また、世宗大王の民を思う心やハングル創製の原理を盛り込んだ「ハングル噴水」も設置される。現在、 李舜臣(イ・スンシン)将軍像の周辺に設置されている噴水も新しく整備される。
工事現場では朝鮮時代の文化財も発見されたが、このうち官僚が不正や違法行為をしないかを監視した機関である司憲府の跡地は、発見された当時のまま展示する予定だとソウル市は説明した。
ソウル市の関係者は「今年7月に、計画通りにオープンし、光化門広場が韓国を代表する広場、また市民に癒しを与えられる憩いの場になれるようにする」と明かした。
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