写真は、3・4号機の鳥瞰図=韓国水力原子力
[イ・ジヘ]
慶尚北(キョンサンブク)道・蔚珍(ウルチン)郡の新ハヌル原子力発電所3・4号機の建設許可が下りた。
原子力安全委員会は12日、会議を開き韓国水力原子力の新ハヌル3・4号機の建設案を許可したと発表した。
建設の許可を得た韓国水力原子力は、直ちに掘削工事に着手する。新ハヌル3号機は2032年、4号機は2033年までに竣工を完了する計画だ。
新ハヌル3・4号基は、韓国で7・8番目に建設される140万kW級の新型原発(APR1400)炉型だ。
原子力安全委員会は、既設の原子力発電所の安全性審査の基準をもとに、3・4号機の安全性を検証する。また、最新技術の基準を適用し、設計などにおける先行原発との違いなどを中心に安全性を確認した。
地震などの地質学的災害は発見されておらず、津波などによる最高水位が敷地の高さより低いため、敷地は安全であると判断された。
原子力安全委員会は、地震などに関する専門家15人で構成された。約6カ月間にわたった事前検討を経て、審査結果が適切であると判定した。
韓国水力原子力は、2016年に新ハヌル3・4号機の建設許可を申請したが、2017年に建設が中断となった。2022年7月、韓国政府のエネルギー政策により事業の再開が決定された。
一方、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、19日からチェコを訪れ、原発分野の協力方案を議論する。韓国水力原子力は、チェコで原発建設における優先的な交渉対象として選定された。
jihlee08@korea.kr