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写真は、KT外国人センターで、外国人専用の「5Gウェルカム料金プラン」を紹介する様子=KT
[アフメットジャヴァ・アイスル]
韓国が、外国人にとってより親切で便利な国へと変わりつつある。
今年6月末時点で、韓国に居住する外国人住民は273万人を超えた。各企業は、外国人向けのオーダーメイド型サービスを相次いで打ち出し、生活の利便性向上に力を注いでいる。
まず、通信業界が多言語サービスなどの特典を拡充し、外国人顧客の獲得競争に乗り出した。
SKテレコムは、外国人の利用パターンに合わせて 、国別の料金体系で10~90分の国際電話を無料で利用できる「Tグローバル」を提供している。
KTは、多言語文字案内サービスや外国語カスタマーサポート、「KT外国人センター」などを通じ、外国人顧客の利便性の向上を図っている。
LGユープラスは、全国67店舗を外国人向け特化店舗に指定し、17言語で加入書類を受け付けている。外国人相談職員も170人以上に拡大するなど、外国人顧客獲得に力を入れている。
「観光コース」として定着したコンビニも、各種割引などの特典を打ち出し、外国人観光客の獲得競争に乗り出した。
GS25は、9月29日から始まった中国人団体観光客の一時的なビザ免除措置に合わせ、アリペイ、ユニオンペイ、ウィチャットペイでの決済時に、割引や為替レートの優遇を提供する。また、年間300万人以上が訪れる日本人観光客向けに、 日本で人気の決済サービス「ペイペイ」を9月から導入した。
CUは8月から年末まで、外国人観光客向けに即時還付型免税サービスを提供する。購入時に差し引かれた税額がその場で還付されるため、出国前の手続きなしで手軽にショッピングを楽しめる。
コンビニのCUは、即時還付型の事後免税サービスを利用した外国人観光客に、キャッシュバック特典も提供中=BGFリテール
銀行業界も同様に、外国人向けの融資など、 ニーズに応じた金融商品を積極的に展開している。
KB国民銀行は、外国人投資家向けに海外送金サービス「KBクイックセンド(Quick Send)」を提供し、利便性の高い金融環境を整えている。 新韓銀行は、外国人住民が多い京畿(キョンギ)道・安山市に8月、「外国人向け専門店舗」を開設し、多言語対応や週末営業に対応している。ハナ銀行は、外国人労働者専用の融資商品「ハナ外国人EZローン」を提供している。ウリ銀行は、 全国12の支店で 外国人向け窓口「グローバルデスク」を運営している。
BNK釜山銀行は9月から、地方銀行として初めて「外国人労働者向け保険確認サービス」を導入した。外国人顧客は、出国満期保険や帰国費用保険、傷害保険など、加入が義務付けられている保険の内容を、専用アプリでいつでも手軽に確認できる。
3月からは、外国人もモバイル外国人登録証を使って銀行口座を開設したり、各種金融取引を行ったりできるようになった。
ロッテ百貨店蚕室店に設置されたAI通訳サービス「トランス・トーカー」を利用する外国人=SKテレコム
日常生活における利便性の高いサービスも、一層進化している。
SKテレコムは昨年4月から、ロッテ百貨店や釜山交通公社、嶺南(ヨンナム)大学校、新韓銀行などで「トランス・トーカー」サービスを運用している。外国人観光客が、透明スクリーン前のマイクに母国語で話しかけると、その内容が韓国語に翻訳され、案内デスクの担当者の画面にリアルタイムで表示される。このシステムは、韓国語、英語、日本語、中国語など13言語に対応している。 このサービスにより、ショッピングモールや観光地、官公庁などで、外国人が抱えていた不便が大幅に解消されたとして評価されている。
aisylu@korea.kr