東京オリンピック、テコンドー男子68キロ級の決勝戦=25日、東京・千葉、タス
[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]
米ニューヨークタイムズ紙(NYT)は26日、「Taekwondo Is Path to Medals for Countries That Rarely Get Them」(訳:五輪でメダル獲得が困難な国にとってテコンドーは、メダル獲得への道を示す)というタイトルの記事を掲載し、「五輪で実施される競技のうち、テコンドーは、スポーツ分野で中心的な役割を果たせない国にとって最も寛大な競技である」と紹介した。
NYTは、2000年のシドニーオリンピックから正式競技に採用されたと言及し、「これまで約10個以上のメダルは、五輪に出場する選手の数が少ない国や、メダルの可能性がなかった国が獲得した」と伝えた。
その例として、コートジボアール、ヨルダン、台湾が、それぞれ自国初のオリンピック金メダルをテコンドーで獲得し、ニジェール、ベトナム、ガボンはテコンドーで初の銀メダルを獲得したことを挙げた。アフガニスタンがごれまで獲得した全てのオリンピックメダルは銀メダル2個で、すべてテコンドーで取ったものである。
また、東京オリンピックで実施されるテコンドー競技に、61カ国と3つの難民選手団が出場したと伝え、「(2000年シドニー五輪から2016年リオ五輪まで)オリンピックで5回しか実施されなかったが、驚くべき多様性」と評価した。
その上で、「東京オリンピックの開会式で旗手を務めた人の中で、10人以上がテコンドー選手であった。これは、選手団の規模が小さな国にとって、テコンドーがどれほど重要なのかを強調するもの」と説明した。
また、「テコンドーは、体操やボクシングのように注目度の高い競技ではないが、アフリカやアジア、中東などでは数千万人が訓練を受けている」とし、「人気の秘訣は、高価な道具や広い場所が要らないという点」と分析した。
NYTは、「ニジェールのような貧しい国にとって、テコンドーは最高の競技」と評価したニジェールオリンピック委員会の委員長でニジェールテコンドー連盟会長のイサカ・イデ氏のコメントも紹介した。
イサカ氏は「テコンドーは韓国発祥の競技だが、道具がなくても簡単に練習できるので、私たちの国に取り入れた」と話した。
また、テコンドーでメダルを獲得した国における経済効果についても伝えた。2016年リオ五輪でヨルダンのアハマド・アブガシュ選手がテコンドー男子68キロ級で金メダルを獲得し、ヨルダン初の五輪金メダリストとなった。その後、3カ月間、ヨルダンでは5万着以上のテコンドー道着が売れた。
その他に、テコンドーはK-POPやK-ドラマ、キムチチャーハン以前に成功した韓国発の文化輸出商品であると紹介した。
jihlee08@korea.kr