光化門広場で行われた「2026FIFA北中米ワールドカップ」韓国対チェコ戦の街頭応援で、サッカー韓国代表の応援団「レッドデビルズ」が熱い声援を送った=12日、ソウル、パク・デジン
[ソウル=ホン・アンジ]
「テーハンミング(大韓民国)!テーハンミング(大韓民国)!」
サッカー韓国代表の応援団「レッドデビルズ」の大歓声が、12日午前、ソウル・鍾路(チョンノ)区の光化門(クァンファムン)広場を再び赤く染めた。「2026FIFA北中米ワールドカップ」グループA初戦となるチェコ戦を前に、早朝から市民や外国人観光客らが続々と広場へ集まった。
キックオフ直前、レッドデビルズは広場の中央で太極旗を振り、韓国代表の勝利を祈った。試合序盤は一進一退の攻防が続き、KT光化門ビルの外壁に設置された大型メディアウォールを見つめるレッドデビルズの表情には、緊張感が漂っていた。広場では、太鼓のリズムに合わせて一斉にタオルを振り、スタジアムさながらの熱気が感じられた。選手たちの一つひとつのプレーに分析の声が飛び交い、試合の展開を読み解く声が広場の至る所から上がっていた。
光化門広場で「2026FIFA北中米ワールドカップ」韓国対チェコ戦が行われる前、「アリランサッカー応援団」が伝統衣装をまとい、代表チームを応援する様子=12日、ソウル、ホン・アンジ
前半、韓国の鋭いシュートがチェコのGKの手をかすめ、ゴールポストをわずかに外れると、広場全体から大きなため息が漏れた。韓国は、ボール支配率とシュート数においてチェコを圧倒し主導権を握ったものの、得点には至らず、0-0のスコアで前半を終えた。
一方、チェコも鋭い反撃を見せた。後半開始と同時に攻勢を仕掛けたチェコは、ヴラディミール・ツォウファルの鋭いパスを受けたラディスラフ・クレイチーが正確なヘディングでゴールネットを揺らした。一瞬にして0-1とリードを奪われると、広場には深いため息と落胆の声が広がった。
しかし、その空気を一変させたのが後半22分だった。ファン・インボムがペナルティーエリア中央から放った鋭い右足のシュートがゴール右下に突き刺さり、同点に追いついた。待望のゴールに、市民たちは互いに抱き合いながら歓喜した。
街頭応援で熱い声援を送るレッドデビルズ=12日、ソウル、ホン・アンジ
一方で、ピンチが訪れた瞬間もあった。チェコのアダム・フロジェクが左サイドでフリーキックを獲得すると、広場には、一瞬で緊張が走った。続く場面でトマーシュ・ソーチェクがゴールネットを揺らしたものの、判定の結果はオフサイド。胸をなで下ろした応援団は、安堵のため息とともに再び力強い声援を送り続けた。
すると勢いに乗った韓国は、オ・ヒョンギュがペナルティーエリア中央から鮮やかな左足シュートで追加点を決め、勝利を決定づけた。見知らぬ人同士が肩を組み、声が枯れるまで応援歌を歌う市民たちによって、広場は一瞬にして熱狂の渦に包まれた。
16年ぶりとなるワールドカップ初戦勝利の喜びの中、市民たちはなかなかその場を離れようとせず、互いに勝利の余韻を分かち合った。好スタートを切った韓国代表は19日、グアダラハラスタジアムでメキシコとの1次リーグ第2戦に臨む。
「2026FIFA北中米ワールドカップ」韓国対チェコ戦の街頭応援で勝利の喜びを分かち合う市民たちの様子=12日、ソウル、文化体育観光部
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