ハングルで家族への思いを書く「世宗、人材を選ぶ大会」の合格者の中で唯一の外国人である榮由海夏(18)氏=8日、国立ハングル博物館
[ソウル=キム・ウニョン、キム・テウォン]
[写真=キム・テウォン]
「ハングルの日(10月9日)」に韓国人と外国人がハングルの意味を改めて考えるイベント「世界遺産のハングル、子供たちと一緒に」が8日から9日まで国立ハングル博物館で開かれた。2017年は朝鮮時代第4代国王の世宗大王が「訓民正音」でハングルを公布して571年目となる。
8日にはハングルをテーマにした伝来童話演劇やマジック公演など、多様なイベントが開かれた。特に、ハングルで家族への思いを書く「世宗、人材を選ぶ大会」には、5カ国29人の外国人が参加した。
参加者らは朝鮮時代の士(ソンビ)の衣装を着て、科挙試験を受けた。祖国にいる家族を思い浮かべながら、参加者らは下手だが、真剣にハングルで書いた。
6人の合格者の中で唯一の外国人である榮由海夏(18)氏は「日本は漢字・ひらがな・カタカナを使うが、韓国はハングルだけを使い、便利だ。これがハングルの魅力」とし、「特に、単語『꽃(コッ、花)』は本当に花が飾られているような感じがする」と話した。
「ハングルTシャツ作り大会」でのマレーシア人のザハラ・ザハン(18)氏=8日、国立ハングル博物館
続いて行われた「ハングルTシャツ作り大会」には、9カ国約80人の外国人が参加した。
温かい日差しの下、芝生の上に集まった参加者らは、ハングルのイメージを白いTシャツの上に描いた。今まで勉強してきたハングルを楽しく描き、ハングルの意味を体験した。
「말하고자(言おうと)」との文句をTシャツに描いた中国の罗丹滨(ルオ・ダンビン、21)氏は「言おうと思っていても、結局自分の考えを上手く表現できない人が多い」との「訓民正音」の序文から
モチーフにした」とし、「外国人である私もハングルをもっと勉強して(自由に)駆使したいとの希望を表現した」と話した。
「ハングルTシャツ作り大会」での参加者ら=8日、国立ハングル博物館
イベントを企画した国立ハングル博物館の徐榮哲(ソ・ヨンチョル)顧客支援チーム長は、「ユネスコ世界記憶遺産に登録されているハングルを韓国だけでなく、全世界人が一緒に楽しんでほしい」とイベントの趣旨を述べた。
一方、ハングルの日である9日には、国立ハングル博物館で海外にある世宗学堂の学生のお祝いメッセージを映像で見られるイベントや特別講演「世宗が夢見た世界、そしてハングル」など多様なイベントが続く。
eykim86@korea.kr