文化

2018.02.09



[ホ・ソミ、イ・ギョンミ]
[映像=アリランテレビ]

北韓の平昌冬季オリンピック参加をきっかけに15年6カ月ぶりに韓国入りした北韓芸術団の初公演が8日、江原道(カンウォンド)の江陵(カンヌン)アートセンターで開かれた。

玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長が率いる北韓の三池淵(サムジヨン)管弦楽団は、北韓の歌謡曲「パンガプスムニダ(お会いできてうれしいです)」で「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック成功祈願特別公演」の幕を開けた。続いて韓国と北韓の歌謡曲を歌い、クラシック音楽も演奏した。

北韓側の司会者は、「別れていた親・兄弟に会ったように感激的で嬉しい」とし、「我々は同じ民族という血縁の熱い情を抱いてこの場に集まっている」と語った。その上で、「統一の新たな時代が来ることを望む」と付け加えた。

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三池淵管弦楽団の公演の様子=8日、江原道・江陵、聨合ニュース



この日は、統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官、江原道の崔文洵(チェ・ムンスン)知事、国立バレエ団の芸術監督のカン・スジン氏など政界・文化界関係者、政府が招待した252人と一般応募から抽選で選ばれた560人が公演を観覧した。

観客のペク・スンブ氏は「公演の前から楽しみにしていたが、とても満足した」とし、「今回だけの公演にならず、オリンピックが終わっても韓国と北韓が交流を続けてほしい」と話した。イ・ヨンヒ氏は「聞きなれた曲が多かった」とし、「特に歌手チェ・ジニの『愛の迷路』、アリランなどが印象深かった」と話した。

三池淵管弦楽団の団員は約140人で、今回の公演のために作られた楽団だ。80人のオーケストラ・合唱団員、ダンサーで構成される。 

三池淵管弦楽団は11日午後7時、ソウルの国立中央劇場で2回目の公演を披露する予定だ。

km137426@korea.kr