政策

2020.02.10

新型コロナウイルス感染症の対応会議で発言する朴凌厚中央事故収拾本部長=9日、ソウル、聯合ニュース



[キム・ヨンドク、イ・ギョンミ]


韓国政府は9日、新型コロナウイルス感染症の対応会議を開き、防疫対策をより強化し、さらに積極的な対応を取ることにした。

中央事故収拾本部は、まず、新型コロナウイルスの韓国国内への流入を防ぐため、追加対策を推進する。中国から入国した人々の自己診断結果を毎日確保し、実質的な管理を強化する。また、ウイルスの地域への拡散を防ぐため、医療機関や薬局に、患者の東南アジア・中国などの渡航歴を提供する。

感染患者を早期発見するための措置も講じる。新型コロナウイルスの感染を確認する検査が可能な人数も、2百人から3千人まで増やし、2月末までには民間検査機関と協力して一日1万件の診断検査ができるようにする。

特に、中国渡航歴はないが、新型コロナウイルスへの感染が疑われる患者の場合にも、医者の判断によって診断検査を実施する。

新型コロナウイルスの地方拡散に備えた対応策としては、多数の患者が発生した場合、民間医療機関と協力してベッドを確保し、人手不足を解消する方針だ。

中国・湖北の武漢にまだ残っている韓国国民を帰国させるためのチャーター機、第3便を派遣することにした。

朴凌厚(パク・ヌンフ)中央事故収拾本部長は、「政府が新型コロナウイルスの国内流入及び地域社会への拡大に備え、すべてのことを点検し、対応している」とし、不安を感じないで、疾病管理本部が推奨している予防法や行動ルールなどを守るよう呼び掛けた。

kyd1991@korea.kr