政策

2020.02.24

President Moon_corona virus meeting

政府対策会議で発言する文在寅大統領=23日、政府ソウル庁舎、聯合ニュース


[キム・ファヤ、キム・ウニョン]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、韓国で新型コロナウイルス(コロナ19)の感染者が増加していることを受け、感染症の危機警報を現在の「警戒」から最高レベルの「深刻」に引き上げ、対策を強化する方針を示した。

感染症の危機警報は、低い順に「関心」「注意」「警戒」「深刻」と設定されている。「深刻」への引き上げは、予想を上回る速度で感染が拡大し、危機感が高まっている状況を考慮した上での決定だ。韓国では、新型インフルエンザが発生した2009年に最高レベルである「深刻」に引き上げられたことがある。

また、政府レベルの対応に向け丁世均(チョン・セギュン)国務総理を本部長とする「中央災難安全対策本部」を設置することや、大邱(テグ)の医療機関への支援を支持するなど対策を発表した。

文大統領は、大邱市民に対し2週間外出をしないことや、感染症の疑いがある場合、直ちに検査を受けることなどを呼び掛けた。

韓国政府は、幼稚園や小中高校の入学式をそれぞれ延期することにした。

fayastory@korea.kr