「宗廟祭礼楽」公演が終わった後、観客が拍手を送る様子=12日(現地時間)、ドイツ・ベルリン
[パク・ヘリ]
[写真=国立国楽院]
国立国楽院は12日の午後8時(現地時間)、ドイツのベルリン・フィルハーモニーホールで「宗廟祭礼楽」公演を披露した。同会場での披露は初めて。600年以上の歴史を持つ韓国の伝統音楽は、現地の観客に感動を与えた。
宗廟祭礼楽は、朝鮮王朝の歴代王と王妃の位牌を祭る場所である「宗廟」で祭祀を行う時に演奏される音楽と踊りのこと。韓国国家無形文化財第1号であり、2001年には国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に登録された。
この日、会場には1700人余りの観客が席を埋め、各国の大使や報道陣も多く訪れた。
1時間13分間の公演が終わると、観客は約10分間拍手を送った。公演の指揮者ユルゲン・ブルンス氏は「聞きなれない音楽であったが、印象深い公演だった」と語った。現地放送局の関係者は「国立国楽院の公演は大成功した」と話した。
ドイツで韓国伝統音楽公演の企画を手掛けるマティアス・アントレ氏は「奏者たちの登場から圧倒的な存在感を感じた。繰り返される音楽の構造は、観客に『静かさ』を与えた。踊りが音楽の邪魔になるだろうと思っていたが、それは私の偏見だった。踊りが音楽と一つになり、踊りは『沈黙の音楽』だった」と好評した。
「宗廟祭礼楽」公演が終わった後、観客が拍手を送る様子=12日(現地時間)、ドイツ・ベルリン
国立国楽院と駐ドイツ韓国文化院が2年間準備してきた今回の公演は、韓国・ドイツ間の文化協定締結50周年を記念するため行われた。
特に、今回の公演は、ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール(DCH)」のプログラムに選ばれ、ライブ配信された。韓国人アーティストの中で、ピアニストチョ・ソンジン氏の演奏が配信されたことはあるが、アジア公演団の舞台がライブ中継されたのは今回が初めて。
宗廟祭礼楽の公演実況は、DCH会員限定で、19日まで無料配信される。
国立国楽院は、17日にハンブルク、23日にミュンヘン、26日にはケルンで公演する予定。
ドイツのベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルンで行われる「宗廟祭礼楽」公演の広報ポスター
hrhr@korea.kr