18日、ソウル城郭の四小門の一つである光熙門が39年ぶりに一般公開された。後方にはソウルNタワーが見える(写真提供:チョン・ハン記者)
600年の首都ソウルは、かつて城郭で囲まれていた。ソウルに入るには、東西南北4つの大門(興仁之門、敦義門、崇礼門、粛靖門)と4つの小門(惠化門、昭義門、光熙門、彰義門)を通過しなければならなかった。ソウル城郭の4つの小門の一つで南の小門である光熙門が、39年ぶりに一般公開された。
整備工事のため1975年から一般の立入が禁止されていた光熙門は、17日から24時間・年中無休、一般公開される。
1396年にソウル城郭が築城されたときに崇礼門と興仁之門の間に建てられた光熙門は、四小門の中で東南方向に位置することから「南小門」とも呼ばれ、死体を運ぶ際にこの門を通っていたことから「屍軀門」「水口門」とも呼ばれていた。1719年に城門の上の門楼が完成し、扁額が掲げられた。朝鮮戦争で門楼と城郭が失われた光熙門は、従来の位置からやや南方に復元された。
コリアネット チョン・ハン記者、ソン・ジエ記者
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1719年に扁額が掲げられた光熙門は、「屍軀門」「南小門」とも呼ばれていた。朝鮮時代、首都「漢陽」、すなわちソウル城郭内に住んでいた人々が死亡すれば、この門から送られていた。光熙門には朝鮮時代の庶民たちの喜びと悲しみが染み込んでいる(写真:チョン・ハン記者)
光熙門の城門を開いて中に入ると、宝珠の玉を巡って青龍と黄龍が争う絵が描かれている(写真:チョン・ハン記者)
光熙門の後方の階段を上ると城楼を間近に見ることができ、城郭に沿って散策路が整備されている(写真:チョン・ハン記者)
ソウル城郭の四小門の一つである光熙門は、24時間・年中無休一般公開される(写真:チョン・ハン記者)