DDPは建築費だけで約5千億ウォンが投じられた。地下3階、地上4階、延面積8万5320平方メートルにコンベンションホールやアートホール、展示館、スタジオ、ビジネスセンター、便宜施設といった複合施設が建設された。柱がなく、曲線だけで形成されたこの建築物の設計を形にするために、最先端の設計技法「BIM(Building information modeling)」が導入された。これは、2次元の平面的図面の情報を3次元の立体設計に転換し、設計や施工、維持管理などに活用する技法だ。また、柱のない室内にするために、超大型の屋根「メガ・トラス(Mega-truss)」やスペース・フレームといった新たな技術が適用された。