人工知能に関するカンファレンスで基調演説を行う文在寅大統領=28日、ソウル
[ミン・イェジ、キム・ウニョン]
[写真=青瓦台フェイスブック]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、ソウルCOEXで開かれた先端技術の開発者向けのカンファレンスで演説し、人工知能(AI)分野の発展に意欲を示しながら、国家レベルで支援することを明らかにした。
カンファレンス「Developer’s View(Deview)」は、韓国IT大手NAVER(ネイバー)が2008年から主催しているソフトウエア、AI分野の年次行事で、スタートアップ企業のデビューの舞台、交流の場となっている。
文大統領は、若手起業家や開発者、学生など約1200人の前で「IT大国を超えてAI大国へ」というメッセージを込めて演説した。
文大統領は、人の命を救ったAIシステムを取り上げ、「AIは科学技術の進歩を越え、新たな文明の時代を迎えている」と述べた。
また、「韓国の製造業競争力や情報通信技術(ICT)インフラ、電子政府データにAIを融合すれば、スマートで人間らしいAIを作ることができる」と述べた。
文大統領は、「第4次産業革命時代だからこそ、人の想像力で世界が変わる」とし、先端技術の開発環境作りなどに注力すると約束した。
また、「来年のデータやネットワーク、AI分野に今年より50%増加した1兆7千億ウォンを投入する」とし、「年内に新たな構想に基づくAI国家戦略を打ち出す」と強調した。
続けて、「AI関連の教育機会を拡大し、韓国国民が体験できるように後押しする」と約束した。
人工知能に関するカンファレンスでの文在寅大統領=28日、ソウル