韓国で口座を作ろう！

スヒョンの案内で無事に携帯電話を契約したジェシー。次は口座の開設。口座を作ると、チェックカード（即時決済用カード）やインターネットバンキングの利用ができるため、韓国での生活が便利になる。しかし、スヒョンは、ＯＴＰカードや公認認証書などに不慣れな外国人であるジェシーが心配だ。 ジェシー ：スヒョン！私、外国人登録証できたよ。
スヒョン ：おめでとう。これで韓国生活が本格的にスタートするね。
ジェシー：そうよ。次は通帳を作りたいの。ドイツから両替してきたお金もないし、急がないと！
スヒョン：銀行の営業時間は午後４時までだから、早く行ってみよう。 銀行員：こんにちは。
ジェシー：こんにちは。口座を作りたいんですけど。
銀行員 ：外国人登録証をお持ちであれば、インターネットバンキングサービスやキャッシュ・チェックカードのお申し込みもできます。まず、口座開設の手続きを行いますから、この申込書に必要事項を記入してください。
ジェシー：書きました。
銀行員：通帳のパスワード４桁を押してください。誕生日や外国人登録番号など、推測されやすいものは避けてください。
銀行員：次は、インターネットバンキングの申し込みです。セキュリティカードかＯＴＰカードが必要となりますが、どちらにしますか。
ジェシー：ＯＴ…何ですか。
銀行員 ：ＯＴＰは、ワン・タイム・パスワード（Ｏｎｅ　Ｔｉｍｅ　Ｐａｓｓ　ｗｏｒｄ）のことで、セキュリティカードのようにネット上で金融取引をする際に必要なものです。押すたびに、一度限り有効なパスワードが生成されますので、さらに強力な認証方法です。
ジェシー ：こんなの初めて。ところで、どうしてこれが必要なの？
スヒョン ：韓国でインターネットバンキングを利用する際には、色んな手続きが必要なの。 公認認証書やセキュリティ・デバイスは必須よ。最近は指紋などを利用する生体認証もあるんだけど、残念ながら外国人向けのサービスはまだないの。
ジェシー：公認認証書って何？
銀行員 ：ネットで取引する際は、取引する人が本人かどうか確認が必要ですね。そういう場合に使える電子証明書みたいなものです。 ジェシー ジェシー：分かる気がします。では、ＯＴＰカードでお願いします。
銀行員銀行員：かしこまりました。これ、申込書のコピーとＯＴＰカードです。銀行のホームページに接続して公認認証書を発給したら、インターネットバンキングを利用することができます。
ジェシー：韓国で暮らすには、色んなものが必要だね。
銀行員：ＯＴＰとセキュリティカードは、絶対に他人に教えないでください。もし、紛失された場合は、速やかに銀行にご連絡ください。
スヒョン ：チェックカードも作らないとね。
ジェシー ：そうね、チェックカードもお願いします。
銀行員：チェックカードの裏面に署名してお使いください。 ジェシー：今日は疲れた…
スヒョン：お疲れ様！最後は、公認認証書の発給だね。
ジェシー：まず、ホームページに接続して。登録番号とパスワードを入力して、ＯＴＰ番号まで入力すれば、これで終わり！
スヒョン：ＵＳＢに保存しておいたほうがいいよ。
ジェシー：ＯＫ。私にも韓国口座ができた！やった！
スヒョン ：おめでとう。後でＡＴＭも利用してみよう。簡単に口座から現金を引き出せるの。外国語対応サービスがあるから、一人でも大丈夫よ。
ジェシー：今日も韓国生活ミッションクリア！
スヒョン：簡単だったでしょ？そうだ、サムゲタン食べに行かない？今日は私がおごるよ。
ジェシー：サムゲタン、大好き！

ミン・イェジ jesimin@korea.kr
翻訳：イ・ギョンミ
イラスト：ユ・ハイル