社会

2019.05.21

コリアネット名誉記者団招待イベントで、名誉記者団らの活動映像を見る金正淑婦人=20日、青瓦台、聨合ニュース

コリアネット名誉記者団招待イベントで、名誉記者団らの活動映像を見る金正淑婦人=20日、青瓦台、聨合ニュース



[青瓦台=ゾン・ハン、イ・ギョンミ]

「皆さんは、世の中に希望の種をまくタンポポの綿毛のような存在です」
文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏は20日、青瓦台(大統領府)の迎賓館で開かれた「コリアネット名誉記者団招待イベント」でこのように話した。

今回のイベントは、今年で12周年目となる「世界人の日」を迎え、金夫人が文化体育観光部傘下の海外文化弘報院「コリアネット」で韓国の文化を発信している名誉記者団を青瓦台に招待し、話し合う機会を作るため行われた。

「私に韓国において自身の心に響いたことを、世界の人々と分け合おうとする気持ちはとても大切なことで、自分の喜びを他人の喜びにしたいという心は真に美しいものだ」と述べた金婦人は、「日常のささやかな出来事を、喜びや痛み、正義と不義をわきまえて世界の人々と共有し、人類の連携へと広げていくことは、『私よりもっと大きい範囲の私たち』として生きていこうとする人類愛があるから」と強調した。

金婦人は、「(名誉記者団の皆さんが)韓国に向けている温かい関心と友情のまなざしが、まだ韓国のことをよく知らない世界の人々に、未知の国である韓国を『親しい国』にしている」とし、「皆さんが世界に向けて発信する韓国が、世界の人々が見る韓国になるというプライドを持ってほしい」と呼びかけた。

名誉記者団に励ましの言葉を送る金正淑婦人=20日、青瓦台

名誉記者団に励ましの言葉を送る金正淑婦人=20日、青瓦台



海外文化弘報院の金泰勲(キム・テフン)院長は、コリアネット名誉記者団の活動報告で、「今年は600人あまりの名誉記者団が、韓国の文化を通じて活動する予定」とし、「今年はイラクやモロッコ、オランダなど新しく17カ国の名誉記者団が加わり、より豊富なコンテンツをコリアネットの読者に伝えられると期待している」と強調した。また、「K-POPや韓国ドラマなど韓流を専門とするユーチューバーなども名誉記者として活動することになり、より生き生きとしたコンテンツが生まれると思う」と説明した。

ガーナ人のウィリアムス・チェイ氏は、「金夫人にお会いし、隣の席に座っているなんて夢のようだ」とし、「私たちに、平和のメッセンジャーになってほしいという金婦人の言葉に力をもらい、我々の活動が重要であることに気づいた」と話した。

青瓦台で記念撮影するコリアネット名誉記者団=20日、青瓦台、ゾン・ハン撮影

青瓦台で記念撮影するコリアネット名誉記者団=20日、青瓦台、ゾン・ハン撮影



コリアネット名誉記者団を象徴するロゴをデザインしたロシア人のビクトリア・シャンギナ氏は、「コリアネットはとても国際的なコミュニティーだという思いから作ったロゴは、国籍や人種、年齢に関係なく、我々を象徴する顔」とし、「青は平和、赤は情熱、黄色は創意を意味する」と説明した。

舞台の上で、名誉記者団を代表して発表したエジプト人のサミ・ラシャド氏は、「とても特別な経験だった。忘れられないと思う」とし、「よく知られていない韓国の素顔をコラムを書いて発信する」と、これからの活動について語った。

73カ国・591人からなる名誉記者団は今年1年間、「コリアネット」ホームページを始め、フェイスブックやユーチューブ、インスタグラムなどを通じて韓国に関する様々なニュースや情報などを発信する活動をする。

hanjeon@korea.kr